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筑摩書房
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価格:¥ 924
発売日:1998-10
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カスタマーレビュー ![]()
脳がすべてという誤解
(2007-07-15)
脳から見た世界を描いています。けれども脳がすべてと言いたいわけではなく、思考の中心に脳を置いて話を進めた場合になにがわかるかを書いたものです。脳がすべてなんてバカな話はない、と対談で養老氏は語っています。
いずれにしてもガッカリ本
(2007-01-01)
唯物論に徹しきれない者の目を覚まさせるような科学的知見や哲学的思索を期待したが、
音楽的センスのなさには目をつむるにしても、
行間にF・ジャコブ「可能世界と現実世界」(1982)が透けて見え、
期待はずれを超えて寒い。同著者の以後の本を読む気力が失せた一冊。
脳解剖学者のエッセイ集
(2006-12-18)
心臓を形態的に調べてもその機能すなわち循環動態はわからないのと同様、脳をいくら調べてもその機能、心はわからないと言うくだりが妙に印象に残っている。脳があり世界がある。人が知覚しえる世界は、人間の脳がすべて作り出している。脳が理解しえないことは存在しないということになる。すると心は存在しないことになる?
面白い本であるがエッセイ集で論文集ではありません。ご注意を!
解剖学者と脳科学者は違います
(2006-05-05)
解剖学者による脳哲学だと割り切ってしまえば読めますが、
脳の科学的な解明を期待してはいけません。
解剖学者と脳科学者は全く違います。
解剖学者は脳の構造を扱いますが、脳の機能は扱いません。
脳科学の視点からすれば、結構おかしな事を言っています。
先ずは、「生気論」と「機械論」論争を!
(2005-12-16)
著者の言う通り、確かに近代文明は脳の活動の所産であると言える。近代合理主義は、「脳」によって認識でき、説明可能なものだけを対象としてきた。デカルト哲学はその端緒であるが、ニーチェの言う運命愛(ツァウストラはかく語りき)と併せて読むのも面白いかと思う。その意味で、「身体知」まで踏み込んだ所は面白い。道元禅の「心身一如」や論理学者ゲーデルの思想も紹介されている。
ただ、人間の本質である「自(我)意識」を自慰的活動の所産としたり、「心」を「脳の機能」(31頁)と言うのは、強引過ぎるという感は否めない。何故なら、基本的に、人間という実体があって宇宙があるのではなく、宇宙という実体が先ずあって、それを「部分的」にしか認識できないちっぽけな人間が存在するのである。実際、考古学では、3大宗教発生以前のインドやエジプト等の古代文明で、宇宙の法則を現代以上に直感的に把握していた可能性が、今、明らかになりつつある。
中世の「生気論」「機械論」論争を念頭に置きながら読む上では面白い一冊かも知れない。

