アイテム詳細
筑摩書房
グループ:Book
ランキング:19187
価格:¥ 777
発売日:2007-03
通常24時間以内に発送
このページのURLは
http://www.shikencho.com/shop/asin/Books/4480063536/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
カスタマーレビュー ![]()
かなり難しいです
(2008-10-13)
この本は、明治政府の議会制度と憲法とを主に扱った内容で、新書にしては、内容がかなり難しく専門的なように思います。
近代日本史を勉強する学生や専門家であれば、この程度の内容でも読みこなすことができるのでしょうが、僕のように小説を読んでもっとその時代のことを知りたい、という読者には不向きだと思いますので、星2つとします。
もちろん、専門的な知識が読みたい方にはもっと評価が高いと思います。
国民国家の建設を4路線の相克として捉える
(2007-06-30)
明治維新の最大の課題は国民国家の建設であった。何に主眼を置くかで4つの路線(西郷に代表される強兵、大久保の富国、板垣の議会、そして木戸の憲法制定)があったと著者はいう。本書は明治初年の政治過程を4路線の対立として描き出す。本書を読むと大久保独裁政権なるものが富国路線の勝利を意味するのでなく、明治政権の分裂に過ぎないことが分かる。その反面、桂小五郎時代には颯爽としていた木戸孝允が明治政府ではパッとしない印象を与える理由も分かる。木戸は政策の執行官ではなく国民国家のデザイナーだったのだ。明治憲法の制定といえば後年渡欧した伊藤博文と睦奥宗光の名がすぐ出てくるが、明治の政治過程を国民国家の建設という観点から見たとき、木戸亡き後木戸『派』(そのようなものがあったかは疑問だが)を代表する立場にあった井上馨をもっと重視する必要がある、というのが著者の主張。板垣派の議会論に対する評価は辛口。
感動すら覚えました
(2007-03-21)
著者の本は「昭和史の決定的瞬間」に続いて2冊目です。前回同様、資料を紹介しては解説を加え進行していくもので、文語表現部分は少し緊張して読まなければならないのが難点です。
本書は1864年から1880年までの明治維新での政治と経済の状況を分析しています。最初に掲載されている「図1」は単純な図式ですが、これを念頭において読み進むと分かりやすくなります。
そしてラストに掲載された1893年の第五議会での睦奥宗光外相の演説のところでは、感動すら覚えます。この本を下敷きに小説や映画すら作れてしまうだろうとさえ感じました。
教科書ではほんの一行の出来事の裏には様々な思惑が横たわっていることがわかりました。

