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ダイヤモンド社
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ポイント:14 pt
発売日:2004-01-08
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レビュー(Book Description)
ビジネス書の古典『The One Minute Manager』(邦題『1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!』)の共著者ケン・ブランチャードが、未来へのビジョンと戦略研究の第一人者ジェシ・ストーナーと協力し、組織内や人生におけるすぐれたビジョンの描きかたを指南したのが本書である。ビジョンがどこから生まれるのか、ビジョンが、いかに強大なパワーとエネルギーを放出させるのか、また、現状において何に焦点をあて、どんな方向に進めばよいのかといったことを、ビジョンがどのように示すのかといったことを、解説している。
著者らはまず、すぐれたビジョンを構成する3大要素――重要な目標、明確な価値観、未来予想図――をどうやってつくるかを説明する。そして、人を有意義なビジョンづくりに取り組ませ、できあがったビジョンを組織や人生に生かす方法を例示する。ビジョンの有効性を保つには、ビジョンがどうやってつくられたか、どうやってビジョンを人に伝えるか、どうやって実行するか、という3原則を理解することが大切だという。
ビジョンづくりに必要なさまざまな要素は、会社と人生それぞれのビジョンを築こうと奮闘する2人が登場する、巧妙な作中物語の中で描かれる。ブランチャードとストーナーは、効果的ビジョンの実例を多数紹介し、なぜそれらのビジョンが有効なのか正確に解き明かす。
レッスンはとてもわかりやすく、実行しやすいものばかりだ。ビジョンにもとづくリーダーシップ研究の専門家ウォレン・ベニスは、ブランチャードとストーナーは「ビジョンに意味と命を与えた。これならだれでもビジョンを持てるだろう!」と評価した。自分の希望や夢をどうやってビジョンに結晶すればよいかを本書で身につければ、あとは全速前進あるのみ!
カスタマーレビュー ![]()
求心力を高め、進むべきを道を明らかにする
(2008-06-15)
本書は小説形式で、そもそもの企業におけるビジョンとは何か、
ビジョンに必要な要素は何か、それを具体的にどう作っていくのが良いのか、
そして、そのビジョンの重要性を分かりやすく説いています。
もちろん、企業だけでなく、個人、家族のビジョンの重要性についても触れられています。
本書に拠れば、説得力の企業のビジョンには、
以下の3つの要素が必要だといいます。
・目的
「企業の存在意義」なぜ、その事業をやるのか、使命
・価値観
目的を達成する過程で、どう行動していくべきかを示すゆるやかなガイドライン、
常に行動を伴うものでなければならない
・未来のイメージ
最終結果のイメージ、具体的ではっきりしたもの。
なくしたいものではなく、作り出したいもの。
ビジョンとは何かが分からないと、何から議論して良いのか分からないと思いますが、
要素ごとに議論・検討していくことで、多くの人間同士で議論することが
可能になってくるかと思います。
そして、この「ビジョン」は企業だけでなく、個人にも当てはめることが出来ます。
本書に登場するジムは自分の「死亡記事」を書くことで、
自身のビジョンをより明確にしています。つまり、自分が死んだ時に、
周りの人間にどのように見られ、評価されたいのかを考えることで、
どう生きるかも決まってくるというわけ。
ビジョンを掲げ、それを社員が共有化し実践している企業がいかに成功しているかは
「ビジョナリー・カンパニー」(ジェームス・C・コリンズ)に詳しいです。
企業の社会的責任(CSR)、企業市民としてのあり方が求められている昨今、
こうしたビジョンに沿った経営を行っていくビジョン経営への注目も高まっています。
社長交代により求心力を高めたい企業、
グループ経営で企業実態が見えにくくなっている企業、
M&Aで事業内容が複雑化している企業、
グローバルで権限委譲を進めなくてはならない企業など、
ビジョンが必要な企業の役職職者に読んでもらってから、
ビジョン策定に入ると、スムーズに進むと思います。
また、個人の方でも、目標を決めても、長続きしない、自分の目標とは何か、
何に向かって、どう生きていくべきかを考える際にも非常に役に立つと思います。
生きていく根底を築く大事なもの
(2008-04-02)
タイトルの語感から、てっきり、経営者が会社組織を引っ張っていく
ために、ビジョンが大事だよ、という、普通の本かと思って、実は
あまり期待していなかったのですが、いい意味でそんな考えを裏切る
名著でした。
物語形式だし、ジムが毎日従業員にメールで、方針を語る、なんぞという
ベタなお話にちょと最初は辟易していましたが、中盤以降、実は、ビジョン
を構成する3つの基本要素が、個人の生き方にもおおいに関係がある、と
いうくだりから、身近になりました。
「誰のために生きるのか」「どんな人間になろうとするのか」
「私の一番大事な価値観は何か」「私が私であるために絶対不可欠
なものは何か」「私の信念は何か」・・・。
そして、生きているうちに描く、死に際の自分のあるべき姿。
そのビジョンをもって、個人も会社組織も、ビジョンを創造し、伝達し、
勇気をもって、その実現に身を挺して生きる。
人生いろいろ経験してくると、やがて、何か信念、価値観とか、目的
とか、目標がないと、困難を乗り切れない時期が来る。
漠然と、それは何かな、と思い描いていたけれども、本書を読んで、それが
どういうものなのか、が明確に見えるような気がする。
原題は「全速前進」だが、このビジョンという言葉がもつ、深い意義と意味
を、感動的な物語の中に表現し感激すら覚える、名文集です。
人生の道しるべ
(2006-08-31)
欧米の企業に比べ、これまで日本企業は「Vision」に重きを置いて来なかったが、最近は「Vision」や「Mission」、「Value」を重視する企業が増えて来たように思われる。それは戦後復興から高度成長、バブル経済という大きな流れがあった為、従来は社員が会社の目標・あるべき姿や方向性を意識する必要性に乏しかったのではないかと想像する。しかし、現代は複雑系の時代。いまこそ経営者は社員にVisionを示し、これを共有することによって組織の潜在能力を最大限に発揮しなければならない時代環境にあるのではないかと考える。
本書にあるように、社長、或いはマネジャーが毎朝その組織の構成員にメールを送るということは大変な労力を伴うことであるが、決して荒唐無稽なこととは思えないし、出来ないことでもない。
経営者と社員が組織の目標や価値観を共有し、またそれらを共有する為にコミュニケーションを密に取るプロセスこそが、経営者が最優先になすべき仕事の一つである。
「働くこと」や「生きること」の意味、そして素晴らしさ、社会への感謝を再認識させてくれる一冊である。
読みやすいということはいい気持ちにさせる
(2006-06-22)
とても読みやすくビジョンについて考えるプロセス、浸透プロセス、継続プロセスが大事なことがすんなりわかる。自分のことや自分の組織に当てはめて考えるとそう簡単にはいかないのだが、少なくともその意義を広めたりプロセスを考えるときの助けには十分なる。自分の葬式での追悼のことばを考えてみるというのは大きなヒント。あまり深く求めずとりあえず読んでおくというのでもいい本といえるのではないでしょうか。もちろん何度か読み返すと沁みる。
ビジョンを作る前に読もう!
(2006-04-13)
ビジョンを作ろうと思う人、作っては見たもののいまひとつピンとこないと思っている人には最高にお勧め。
ビジョンが必要だと説く本はいくつもある。ビジョンよってどんなに力がもたらされたかを説く本もいくつもある。が、ビジョンとはどう有るべきでどう作ればよいかを簡素に説いた本はなかったように思う。少なくともこれが一番分かりやすい。
今居る組織にはビジョンがない。ならば作ってやれと思っては見たものの、作っては見たものの、もうひとつ心に響かない。だめなのは分かっているがどうしようと思っているところに読んだのがこの本だった。あぁ、作る前に読んでおけばよかったと残念。この本の流れに沿ってもう一度、ビジョンを練り直し、実現化に向けてやっていこうと思い直しているところ。道しるべとしても必携に値する。

