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世界文化社
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ランキング:109
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発売日:2008-11-11
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教育をめぐる虚構と真実 (神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド)
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繋がり・・・
(2009-01-01)
「誰かが作った世界を人間は許せない」
「どんなに賢明かつ理想的に設計されていても、
誰もが幸せに生きられるはずの社会で、それでも幸せに生きられない存在が、人間」
「<世界>や<社会>を「その辺にいるヤツ」が作ったという話に、ぼくたちはたえられない」
「ぼくたちの脳は有限で、記憶も有限だ。
有限の能力しかないはずなのに、なぜぼくたちは無限の文章を生み出せるのだろう」
「「もし宮台真司が〜だったら」の「〜」のところに何を代入しても、
宮台真司が何を指すのかはまったくゆらがない」からだ。
「どんなに人と親しくなったと思っていても「親しくなったつもり」。
どんなにその人のことを考えても「考えたつもり」。
「つもり」以上のものにはならない」からだ。
・・・真理の言葉が不在だからだ。
「誰かが作った世界を人間は許せない」
「誰かが作った世界」には、その誰かを育んだ誰かが作った世界が関わっており、
その誰かを育んだ誰かが作った世界には、その誰かを育んだ誰かを育んだ誰かの世界が関わっており、
その誰かを育んだ誰かを育んだ誰かの世界には・・・
「他者たちを前にした「試行錯誤」で少しずつ得た「承認」」のお話・・・。
(悪しき?)天才宮台
(2008-12-26)
共感できる挿話で感情のフック(かぎ)をつかみ、
ひたすらオーソドックス(伝統的・一般的)な概念で話がすすむと、
いつのまにか非常識な世界へ。
宮台真司氏の類希(たぐいまれ)なる名人芸だ。
天才は得てして、複雑なものをわかった気にさせてくれる。
しかし、わかった気になりすぎる悪害もあるだろう。
また、社会学者ということで、事の問題をなんでもかんでも社会に原因帰属しすぎ。
とはいえ、個人的にはぜひ一度、ご感染されることをおすすめします。
以下参考になりそうな本をリスト
a社会学者について
社会学者は社会を知ってる?反社会学講座 (ちくま文庫)
ネット上ではhttp://mazzan.at.infoseek.co.jp/lesson1.html
社会学者は14才を知ってる? 「若者論」を疑え! (宝島社新書 265)
b各章に
1自由・承認・尊厳。ベターなモデルとして友だち幻想―人と人の“つながり”を考える (ちくまプリマー新書)
2エリートと大衆。もう一歩 民主主義という不思議な仕組み (ちくまプリマー新書)
3恋愛。ベターなモデルとして 男子のための恋愛検定 (よりみちパン!セ)
4成熟社会、同じ視点で他の本。 新しい道徳 (ちくまプリマー新書)
「ビミョーな未来」をどう生きるか (ちくまプリマー新書)
5能動的感染という視点 先生はえらい (ちくまプリマー新書)
6コミュニケーション可能の破れ、同じ視点で他の本。他者/死者/私―哲学と宗教のレッスン
日本仏教の可能性の第一章、
c事の問題を、社会でなく我がことに原因帰属する
「10代のメンタルヘルス」シリーズ
d事の問題を、社会でなく身近なことに原因帰属する
「10代のセルフケア」」シリーズ
eSFのように大きな物語でなく、身の回りを読み返す
村上春樹の文学
以上。長っ ( ̄△ ̄) !!
ここ数年で一番読んで良かったと思う著書
(2008-12-22)
14歳からの社会学というタイトルだが、けっして思春期の子供たちだけに読ませておくのは勿体ない内容の本。
平易な文章であるが語る内容は重厚で、真に迫るものがある。
著者の人間臭いエピソードがなおさら、内容を深く刻みつける名著であると思う。
誘われ、読み進めるうち、さまざまな年代の「人間」に対する「許容」と「愛」が溢れているのを感じる。
まるで、目に見えない祖父や祖母のような優しい存在に諭されているような錯覚すら覚える。
この本に出会える思春期の若者をうらやましく思う。
また、思春期には遅れたが本著を読む機会に巡り合えたことを喜ばしく思う。
著者はメディア等でのエキセントリックな発言ばかりが注目されがちで、
いささか食傷されがちであるが、それがまったくの誤解であることもこの著書で読み取れる。
宮台氏の著作を食わず嫌いな方もぜひ読んで欲しい。間違いなく曇りが晴れる内容である。
自分に子供を授かる機会ができたなら、真っ先にに薦めたい著書である。
『よくわからないけど、すごい』体験を。子どもたちに。
(2008-12-17)
「よくわからないけど、すごい」モノ。
63年生まれの私にとって、それは、本であり、テレビドラマでした。
「わからなくてもいいから、読む、読みたい」という経験を、
今の子どもたちにさせてあげてください。
でも、中学ではすごく優秀な子、高校ではまあまあ優秀な子、
あるいは答えを探している子、本を読める子、
大学生は全般、それ以上の大人は、大切なことを思い出したいと思う人たちへ。
という危険物でもあります。
優秀な子どもに特に読んでほしいな。
人の気持ちのわからないエリートになってしまう前に。
SF論をいつか展開してほしい。第8章からの連想
(2008-11-26)
59年生まれの宮台先生に、SF論をいつか書いてほしい。中学生でブラッドベリ、
クラーク、バラードに出会うという当時の中学生(エリート?)SF読者の王道を
歩んだ先達の言葉をもっと聞いてみたい。
話を展開してほしいのは、あの頃中学生に対してSFが持っていた「ここではない
どこか」へ通じる開放感が何に根拠をもったものだったのか、である。あとから振
り返っていかなる通時的共時的な文脈に依ったものだったのか、を知りたい。宮台
氏独特の斬れ味鋭い分析がどんな風に展開されるのか期待してしまう。回顧譚の
味付けももちろんウェルカムである。
そして、もちろん主戦場たる80年代に話をつないで、SFの没落を主題的に論じ
てほしい。私が編集者だったなら、「SFの栄光と没落」なんてサブタイトルを用
意した上で、執筆を迫りに押し掛けているかもしれない。。90年代にクズSF論
争なるものがあったように仄聞するが、理論的に深みのあるものではなかった
ようだ。
ここは学者としての宮台先生に出張ってもらって、社会システム論などの大道具で
大立ち回りを見せてもらえたら嬉しい。お忙しいでしょうが、本人もきっと嫌いで
はないはずの趣味的な話なので、うまいお膳立てさえあれば本当にしてもらえるの
ではないだろうかと期待しています。
63年生まれの評者(かつてのSF読者)のいい加減な感想です。第8章から
まず読んで、『未来惑星ザルドス』を見つけてニヤニヤ喜んでいるようでは、
本書の書評としてはまずいですね。
くせ球として、放らせていただきます。

