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笹島 寿美

世界文化社

グループ:Book

ランキング:209665

価格:¥ 1,575

ポイント:15 pt

発売日:2003-05

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帯結びと帯の柄にまつわる話がいっぱい、一話が短くて読み易い  (2006-09-08)
著者の笹島寿美さんは、他にもいろいろと著書がおありで
好きで持っているが、この本は、まえがきにも書いてあるように
ご自身が長年、(他の方にも)着付けをし、帯を結んできた
帯文化をまとめたいということで書かれた本だそうだ。

時々、着付けの本などに、この「吉弥(きちや)という
帯の結びは…」とその帯の名前の由来や流行の発端などの
説明がされているが、この本には、帯結びだけで20の
お話が書かれている。名前の由来だけでなく、
それに関連するさまざまなお話もあり、興味深い。
例えば、ひっかけ結びは、別名・浮気結び、
芝居や物語の恋の話なども書いてあったりして面白い。

帯結びの話が前半だとすれば、後半は帯の柄の話。
18の柄のお話が書かれている。
柄ではないように思えるが、「無地」も柄として取り上げている。
桜や蝶などの女性の装いには美しいものから、
般若や獅子、大津絵(鬼)といったものまである。

その後にエッセイ風なお話が続くが、着物をたくさん
人に着付けてきた笹島さんならではの人生にまつわる話、
そして日常あった出来事など、さまざまで楽しく読める。
「三途の川を渡るのに六文かかる(昔はそう言われた)」と
いうが、現在はどのくらいのお金が必要なのか…と
無邪気なことも書いていらっしゃるのがほほえましい。

全て(帯結びも帯の柄も)一話一話が短いので毎日一話ずつ
読んでも楽しかろうと思う。

最後に6種類の、実物の四分の一の帯で帯の結び方の
プロセスを紹介しているが、確かに小さい。
着付けている人形(棒状のものもあり)の画像が
3〜4cmくらいなので、白黒だし見難いが、
ちょっといろいろな結びを覚えた方ならチャレンジ出来そう。
笹島寿美さんの著者かはわかりませんが、帯結びの本を
他にも出しておられたと思うのでそちらも参考にしては?

随筆が秀逸。  (2004-07-20)
同著者の「ひとりでキモノを着る本」が抜群にわかりやすかったので、笹島寿美さんの本を「追っかけ読み」しています。
この本は、帯の結び方の紹介、帯にまつわる話、著者の仕事=生き方に関する随筆、の三部構成。

帯の結び方について。
代表的な帯の結び方を、名前の由来、その結び方から連想される印象まで紹介してくれます。

文庫やお太鼓ばかり結びがちですが、紹介された中から自分のイメージを表す結びを選んで、それだけをきっちり練習するのも良いですね
帯結びの写真がないのが残念です。小さなイラストだと、よくわからない。
きっと知ってる人にはわかるんだろうけど、私には初めて目にする名前もあったので。

帯にまつわる話。
帯人形の話が印象的。

著者のほかの本でも「帯人形」という言葉を目にし、どんなものかとても気になっていたのです。

随筆。
「本にするために書く」のではなく、ただ伝えたいから、言わずに入られないから書いた文章の強さを感じました。
ひとつの仕事を成し遂げるために必要な強さ、真面目さに打たれました。
私もこうあらねば、と感じ入りました。

アンティークの古い鏡から霊たちが湧き出た話は秀逸。
おちついた話ぶりからすると、きっと実話なのでしょうね。
著者はアンティークの帯など購入した折も、塩で清めて「私が今日から持ち主です」と宣言する、とのこと。

時計に霊が移りやすいのは、脈の傍にいつも身に付けているから、とのライアル・ワトソンの説を目にしたことがありましたが、同じ伝だと帯には人の肝が宿りそうですね。
近所の神社の古物市にアンティークの着物を見に行くつもりだったけど、古着を買うのが怖くなりました。

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