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日米金融比較研究会
相沢 幸悦

新日本出版社

グループ:Book

ランキング:29770

価格:¥ 1,785

ポイント:17 pt

発売日:2008-05

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カスタマーレビュー

バブル崩壊の国民へのツケ回しはやめてくれ!  (2008-08-05)
カジノ資本主義で博打をしている関係者だけが浮き沈みするだけならば、勝手にやって!ですませられる。
日本の不動産バブル崩壊では、銀行への公的資金投入数10兆円、超低金利による預金者への金利不払い100兆円以上、景気テコ入れのためと称する公共投資による800兆円をこえる政府債務を国民に残した。そして逆累進性を持つ消費税増税によって貧乏人にツケを回す算段がされている。
サブプライムローンバブル崩壊でも8月3日付けのロイター報道によれば、“金融サービス業界救済のための納税者支出は2兆ドルに達するだろう”とのことである。
まさに本書の言うように「バブルの帰結は天文学的な負担を強いる」のである。利益は私有化し、損失は国有化して、結局ツケを国民に回すのが、カジノ資本主義の真骨頂のようである。
信用創造どころか「信用偽造」であったサブプライムローンのようなアメリカ追従のグローバリズム・カジノ資本主義から脱却して、第3部ではルールある経済システムに転換することの必要性と方策を提言している。
第1部サブプライムローン危機とは何か
第2部カジノ資本主義の特徴
第3部ルールある経済システムの構築に向けて

原油と食料の異常な高騰に危機感を持つ人にお勧め  (2008-06-20)
「カジノ」という言葉がぴったりくるほど、現在の世界は投機マネーによって弄ばれている。

サブプライムローン危機とは何か、アメリカで金融産業が発達した背景、1990年代のアメリカの好景気のからくりなどを分かり易く解説し、さらには金融ビッグバンを始めとする小泉政権の行なった改革の数々の欺瞞性を明確に断罪している。アメリカによる日本からの搾取を実現するためのものであったと。
また、通貨システムの歴史を振り返り、金融システムが本来求められる役割と、それがゆがめられて現在の行き過ぎた利益追求主義に走るようになった経緯など、現在の資本主義の抱える問題点を原点に立ち返って整理している。

そして最後に、ドイツの例を上げながら資本主義のあるべき姿を提示する。アメリカ追従のグローバリズムでは立ちゆかなくなるよと。

基本から分かり易く説明してくれるので資本主義の問題点が素人にも比較的理解しやすい。現在の異常な原油と食料の高騰に違和感を持つ人にお勧めする。

易しく学べます  (2008-06-10)
 世界中を混乱に陥れたサブプライムローン問題は世界経済を混乱の渦に巻き込んでいます。本書はマルクス経済学からのアプローチからこの問題について考察がなされています。サブプライムローン問題を考える上で過去の経済危機について丁寧に解説がなされています。この説明は非常に示唆に富みます。そして、日本がアメリカに追随していくさまも考察されていきます。「構造改革」(小泉・竹中なんちゃって改革)のお陰で日本は疲弊仕切っています。その事を念頭に置きながら本書を読むといかにしてカジノ資本主義の弊害が悪なのかが解ります。分量も手頃で必要な知識は網羅できていますので、お買い得です。

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