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風野 真知雄

祥伝社

グループ:Book

ランキング:7483

価格:¥ 670

発売日:2008-04-11

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カスタマーレビュー

なるほどこれも面白い  (2008-10-08)
「のぼうの城」と同じ題材を扱っているということで、読み比べてみた。なるほどこれも面白い。全体としてこちらの方が文章がうまく、語彙が豊富である。構成も錬られていて、ぜんたいがまとまった、非常にオーソドックスな歴史小説である。ただ、「のぼうの城」との比較では、キャラクターの個性に力強さがなく、これを単独で読むと、印象は薄いかもしれない。面白くなかったというのではない。現に、同じ作家の別のものをこの後すぐに読み始めた。これもなかなかよいのだ。どの作品も一定のレベルに達しており非常に安定感がある。

戦国時代狂  (2008-08-12)
三成の忍城攻めは他の小説でも殆どおめにかかれない。堤防決壊が忍城の策略か設計ミスかは別にして大変面白く書かれている。作品中の会話も豊富で歴史小説を読むのも楽しくなる。三成の性格が良く出ておりこの後の関ヶ原へと突入する駆け引きにも通じるものがある。通産150作品目の感想。

楽しくて豊かな気持ちになれる本  (2008-06-21)
天下統一を目前にした秀吉が、北条の本拠小田原城を攻めた際の、北条側
の支城「忍城」の攻防戦を描いた歴史小説です。

寄せての主将は石田三成、籠城側は主の留守を守る城代の成田長親。

成田長親の脱力系のキャラクターがとてもユニークです。
最近話題の「のぼうの城」と同じ出来事を描いた本です。「のぼう城」で
は長親が熱弁をふるったりしますが、本書では終始脱力系のキャラのまま
その強靭さを発揮します。
「やるだけやって、後は野となれ」と投げやり?とも聞こえる姿勢を貫き、
「押してくれば引いてしまう。敵が引けば押してゆく。」「器にしたがう
水」のような籠城戦は、読んでいて面白いことこの上ありません。

武勇に優れ、秀吉に目をつけられるほどの美貌でもあった甲斐姫、名も無
き百姓、町人、侍たちと成田長親らの「野放図で破廉恥だが、どこか豊か
さを感じさせる物語」です。

『歴史小説』ではない  (2008-06-11)
物語の舞台は戦国時代、いわゆる歴史小説です。
でもこの本の面白さは、歴史小説にありがちな、読者の歴史の知識をベースにしたものではありません。
まずストーリーがわかりやすく、登場人物も魅力的で、文章にも飽きさせる間があるようには感じませんでした。
また、ちょくちょく描写されている風景も美しく想像できて、読み終わった後には綺麗な景色を見た後のような爽やかさが残ります。
歴史小説はあんまり読まない、という人にこそ薦めたい一冊です。
もちろん歴史小説ファンにもおすすめ。

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