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祥伝社
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価格:¥ 580
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カスタマーレビュー ![]()
今一度、新たに「論語」を知ることができた。
(2008-05-20)
以前から、山本七平の「論語」論を知りたいと思っていたが、なかなか書店で見つけることができなかった。先日、ふと立ち寄った書店で幸いにもこの本にめぐり合うことができて、迷わず購入した。
一気に読み進め読了してしまった。ページをめくるたびに「ああ、そうだったのか!」と、思いを新たにさせられるような、山本氏の読みに感激しつつ、改めて「論語」という書物の奥の深さに感銘を受けた。
あわせて、氏が引用していた宮崎市定訳「論語」も購入し、今一度読み直しをはかりたいと考えている。私のつたない文章力では、山本論語のすごさを語りつくせないのがもどかしいが、
「有教無類」や「政治的救済」や真の教育の意味を知ることができた。
今まで「論語」を読んだことがない人も、読んだことがある人も、ぜひこの山本論語を通じて、新たな世界観を持ってほしいと切に期待するものである。
「山本学」の本領を発揮した、刺激的な『論語』版日本人論
(2007-06-13)
日本国と日本人、そして日本文化を、斬新で独自な手法と論法を駆使して分析した「山本学」の開祖が書かれたもので、日本社会での論語の活かし方を論じておられます。著者は西洋的思想やキリスト教的思想、ユダヤ文化などを、あるいは東洋思想や文化を引用しながら、日本の社会と文化についての評論を多く書かれています。この作品も同様に、著者独特の手法によって書かれたものです。
著者の素晴らしいところは、多くの文献や資料を用いられているところでしょう。中国における訳注書は言うまでも無く、近世から現代に至る日本の訳注や学説を多く取り入れながら、さらに西洋的な思考まで交えて、戦後民主主義社会での『論語』の活かし方が提示されています。ただ、引用しているものは多くても、自論を展開を有利にするために使われているだけであり、『論語』の本質に迫る内容には程遠いと感じます。この作品は、戦後日本文化と民主主義の分析と方向性をテーマにしつつ、『論語』という東洋の思想と文化の象徴を引き合いに出しているだけのものです。
さまざまな事柄を引用しながら自論を展開するというのは、著者が最も得意とする手法であり、その巧みさに読者は魅了されてしまうのです。余談ですが、昨今は同じ手法の評論作品や知識人・文化人と称される方の意見も目立ちます。日本人というのは、このテの手法に見事に騙されてしまうのですね。『論語』的文化論として読むには面白い内容ですが、『論語』と儒教思想の本質である“中庸”を理解し切れていない意見を、鵜呑みにする気にはなれません。この著者の作品は、客観性を持って読めば面白いと思います。
論語にはまる
(2004-08-31)
15年くらい前,私が高校生の時,英語の授業中に担当教師が「名著なので,読め」と言われ,購入しました。なお,その当時はNONポシェット版でした。
そして最近,再読したのですが,論語の「おもしろさ」は解らないものの,なにやら生きる上での非常に重要なことが述べられていることは解るような気がしてきました。
論語をいきなり読むのは,易しくはないと思うので,このような,読む視点を教えてくれる「参考書」は非常に有り難いと思います。
なお,論語の入門書として,この本の他に,下村湖人「論語物語」,安岡正篤「朝の論語」が良いのではないかと思います。

