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祥伝社
グループ:Book
ランキング:59955
価格:¥ 777
発売日:2005-06
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カスタマーレビュー ![]()
なるほど、隙間だらけでもある税金問題!
(2007-07-29)
言わずもがな、この本でよく分かることは、制度があるとその制度の隙間をつくもの、制度を無視する者が出ること。いやはや、なんとも人間はそれぞれでございます。中でも、興味深く拝見させていただいたのは、政治・医療関係者の税金に対する特権です。とりわけ、政治家に関しては、たびたび問題視される「政治と金」問題の一部がこの脱税の本によって、あきらかに優遇制度にあることが分かります。例えば、公私の区別がない経費の計上などは、その一例となりましょう。しかも、政治家の税金の管轄は、国税局ではないというのも、恐ろしい現実です。これ、いまだに制度として残っているんでしょうか?
サラリーマンの給料は100%管理できているがゆえに、「取りやすいところから取る」という感覚で、増税の最有力候補に挙げられる、というのが、日本島島主のお考えだそうです。それに比べると、個人事業主や農民といったその他では、税金の管理が行き届きにくいため、増税の効果が薄いというのも、面白い。
また、脱税の本ではあるけれども、政治を担う人が税金徴収という昔から困難な作業を技術的にどう解決しているのか、を読み解くという意味では、違った形で興味深い指摘が数々散見されます。農民の税金に関しては、豊臣秀吉の検見法がいまだに適用されているというのも歴史を感じさせる。やっぱり、農民出身だけあって、農民のことよく分かっていたんだな、と今更ながらに感心します。敷衍すれば、脱税業者の人に国税庁の業務を手伝ってもらってはどうかな、とも思ったりします。専門的・技術的に、色々と裏を知っている人ならではの、不正防止策が講じられるのではないでしょうか。
でも、だからといって、この脱税の本を読んだからと言って、本当に脱税をしては行けませんよ、バレルだけですから。
hahan
(2006-02-01)
この本を読んで、「ははん」と思ったのは、日本の歴史は脱税の歴史であるということ。
支配者がいれば必ず脱税が起きる。
当然支配者は脱税に対応する。
でも、やりすぎると一揆が起きる。
なるほど、そうだろうなぁ。
サラリーマンの方を除けば、どのように税金を抑えるか、
できれば払わないですますようにするかを必死になって考えているものです。
でも、税務署の人にはお見通し。
でも、税務署の人にも見過ごしがちのことがあったりする。それは?
読み物として面白いし、ひょっとすると(何らかの)ヒントになるかも。
事件の裏側
(2005-12-03)
新聞やニュースだけでは読み取れない駆け引きが満載で興味深い。
日本社会を“脱税”の面から客観的に眺めているところが新鮮。
申告漏れ。修正申告済み。この2つは、ただの脱税だと思いがちだが、厳密には差がある。事業の内容によっては、グレーゾーンで、確実に脱税だとは言い切れない場合も多い。そこで、国税庁が追徴金の提案をする。企業も、脱税によって信用を失わないために、提案を受け入れる。
一方、脱税とは、国税庁が証拠を押さえて、追徴金の支払いを命じる形である。
脱税は、国の収入減となる。そのため、著者は、利益を過少表示・費用の過大表示の場合にテーマを絞ったのだと思う。
しかし、上場企業の場合、株主を意識して、利益の過大表示に走ることがある。その場合は、税金を払ってはいたかもしれないが、粉飾決算という点では同等の罪だ。しかも、粉飾決算が重なり、倒産ともなれば、社会的にも影響が大きい。その点についても、少し解説があると、より分かりやすくなると思う。

