アイテム詳細
幻冬舎
グループ:Book
ランキング:13763
価格:¥ 819
ポイント:8 pt
発売日:2008-05-29
通常3~5週間以内に発送
このページのURLは
http://www.shikencho.com/shop/asin/Books/4344980824/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
知らないと恥をかく! ネイティブ英語の常識175 (ソフトバンク新書 76)
仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書 や 5-1)
知的生産のためのすごい!仕事術 (青春新書INTELLIGENCE 206)
カスタマーレビュー ![]()
受験英語および英語教育法の歴史を概観できる
(2008-07-24)
あまりにもおもしろいので一気に読み通した。英語を生業にしているものなら誰でも知っているような名著のオンパレードであり、意外な裏話なども楽しめる。
私自身英語を教える仕事をしており参考書コーナーをうろうろしては新刊本や売れ筋をチェックしている中年男である。古書店もまわりいまでは絶版になったかつてのベストセラー本もたいがい持っていると思う。
どの参考書も、著者は自らの信念や情熱をもって書いてきたのだろうし、それを受け入れた当時の受験生たち(あるいは英語学習者たち)は、そんな著者の情熱に共感したのだろう。
どの時代にどのような考えが広まり、どのように変遷していったのか。果たしてその変化が望ましいものだったのかどうかは、現代の我々が評価すべきことである。この本の終章では、著者なりのもっとも効果的と思われる勉強法もまとめられているが、あまりにもあたりまえで興ざめである。著者の押しつけがましい評価が鼻につく読後感だ。客観的に数々の名著を時代別に並べて、その流れの評価は読者にゆだねた方がよかったのではないか。
実はこの著者の本を何冊か購入したことがあるが、私自身は賛同できなかったし、いまでは一冊残らずすべて売り払ってしまった。
皮肉にも英語の勉強法を研究したこの本こそが、著者の最大の功績であり、彼の参考書よりもこの本こそベストの著作であるように思われる。
この著書であつかったテーマは十分研究の対象になるものであり、それを深めていくこともおもしろい。著者には是非続編を書いていただきたい。
ベストセラー本の<研究>といえるかは疑問だが、最終章の内容には全面的に賛成できる
(2008-07-13)
戦後出版された英語学習関連本のうち、ベストセラーと呼べるほど世間の耳目を集めたもの20冊ほどを経年列挙して特徴を述べた本です。
取り上げられているベストセラー本は、私自身が実際に手にしたことのあるもの(「アメリカ口語教本」や「試験にでる英単語」、「日本人の英語」など)は、記憶をたぐりよせながら本書の内容紹介を読んだので懐かしくもありましたが、よくよく考えてみれば、実際にそうした本を手にしたことのない読者には本書の内容紹介文程度では十分に理解が進まないのではないでしょうか。私もたまさか手にする機会を逸したもの(「ジャック・アンド・ベティ」や「DUO」、「ビッグ・ファット・キャットの世界」など)については、本書を読んでもどういう内容の英語ベストセラー本であったのかが、見えてこないという印象を持ちました。
また、私の勝手な期待値が高すぎたのかもしれませんが、それぞれの本が出版された時代背景と書籍の内容の相関関係について細かく分析しているものかと思って手にしたものの、読み終えた感想は、その分析はさほど深いものではないというものでした。時代のあだ花として散って行った数々の英語学習本の、弱点のようなものを拾い上げているのかという期待が本書を手に取る前の私には実はあったのですが、実際のところはむしろ、時代の流行などといったものに流されることなく、現代でも十分に通用する、いわば最大公約数的英語学習法を歴史的な各書から丹念に拾い上げていった本といえます。
その結果は、最終第八章に「究極の英語学習法」にまとめられています。この章に書かれていることについて、私は自身の英語学習経験に照らして100%賛成できます。私もここに書かれたようなことを30年以上続けて、留学経験もありませんがTOEIC940点以上で、今はビジネスに英語を使っています。
ノスタルジーに浸るには最高。続編望む。
(2008-06-28)
やはり一時期でも英語の学習に取り組んだ人々にとっては、大変興味深い本だと思います。
個人的には、もっともっと英語学習ベストセラー本について知りたいと思いました。
ボリュームの制約などあり、食い足らない部分もかなりありました。
逆に、英語学習論に言及した部分はあまり興味が持てませんでした。
ベストセラー本のその後、裏事情などを充実させて、ぜひ続編をお願いしたい。
学習のやり方から、学習者のあり方が浮かび上がる
(2008-06-26)
著者は本書を1.売れた理由と、2.究極の学習法の意図で書いたと述べている。英語学習のやり方の流行を年代別に述べていく。売れた理由となる記述部分の引用が多く適切にあるため、未読本でも片鱗がうかがえる内容となっていて面白い。
学習のやり方(DO動詞)がず〜とっ述べられているのだが、本書から受け取ったメッセージは「学習者のあり方(BE動詞)」だった。どのような気持ちや姿勢で英語と対峙するのか、読者それぞれのあり方が心の中に浮かんでくるのではないだろうか。とても触発される内容だと思う。
内容は興味深く面白いのだが、文章表現がイマイチな印象を抱いた。ベストセラーからの引用部分は、当然ながら切れ味があり、訴えかけてくる文章や表現である。著者が記述した部分とどうしても比較せざる得ない状況となるので、そう感じてしまうのかもしれない。
ちょっと難癖を付けるような指摘を書いてしまったが、日本での英語学習者全てにお薦めできるのではないかと思う。
教育・訓練のコア:「○○○で考える習慣を作ること。」
(2008-06-23)
著者はほかのところで、「英語教育の目標」を引用して以下のように書かれています。
1)英語で考える習慣を作ること。 2)英語の聴き方と話し方を学ぶこと。 3)英語の読み方と書き方を学ぶこと。 4)英語を話す国民について知ること、特にその風俗習慣および日常生活について知ること。
1)をさらに、「英語で考えるという習慣が最初で最後の段階」、「英語で考えることが最も自然で効果的な学習法である」と補っています。この言葉は、「英語教育」だけに限りません。あらゆる世界やすべての分野での教育と訓練とに必須の核心的な考え方です。はじめの「英語で考える習慣を作ること。」をそれぞれが「○○○で考える習慣を作ること。」に置き換えて、すべての分野でできるようになることです。
研究の基礎にも同様の考え方を身につけた後に、教科書を信じず、既成の概念を否定しようとする人間の血みどろの営みが必要となります。あえて否定する、その外に踏み出す心意気ともいうべきものが。そして、注意しなければならないことは、「もうこれでよい」ということはない、ということです。不完全な人間とその組織が、無知、倦怠、怠惰、傲慢、などの悪癖に陥ってしまったしまった場合、どうなるかは皆さんもよくご存じのはず。
歴史を忘れると、歴史以前の野蛮と混乱が待っています。英語教育の変遷をみるのに手頃な本と考えます。

