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アイテム詳細

福井 晴敏

幻冬舎

グループ:Book

ランキング:81703

価格:¥ 720

発売日:2001-08

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カスタマーレビュー

福井作は二度目ですが  (2006-05-17)
正直言って微妙。
登場人物の扱いが違いすぎないですか?
主人公にいいように事が運んでばっかな気がします。
他の登場人物にいちいち細かな描写を入れる割には、皆ロランの引き立て役な感じ。
テテス・ハレに関してもディアナは一緒に逃げようと誘ったにも関わらず、彼女が死んだ後の彼女に対する心理描写が何一つ無し。
結局はロランが全部反対勢力を倒して地球を救って・・・ガキが見るヒーロー物か?って思いました。
ターンAに関しても特別扱いな無理な演出続出。
羽が生えてどうのこうの・・・には思わず失笑。
あーはいはい、と思いながら読み進めました。
読み手としても、他の登場人物にしても、ただただロランの活躍ぶりに付き合わされただけのような気がします。
何のとりえも無い優柔不断の少年が選ばれた戦士になって悪を倒す。
陳腐。安易。以上。

散々痛めつけた後のささやかな癒し。  (2005-09-02)
福井作品はこれが初めてです。
上・中巻までは、TVシリーズとそれほど大きくストーリーが変わっていないので、ゆっくり読みながら初めて味わう福井作品の文章を楽しんでいました。
ちなみに上巻冒頭の3ページで心をつかまれました。

正直他のレビューを読んで、ラストは相当しんどいことになると知って読んでいったのですが、想像以上に過酷なクライマックスでした。
この下巻中盤あたりから、突然TVと方向が変わり、え?え??え???と、次を読むのが恐ろしくありつつも、先を読まずにはいられなくなっていきました。
ここまでやるか、、と思いましたが、すごい!と思いました。TVのやさしい寓話をものすごいSF大河ロマンにしたものです。ガンダムと一言にくくってしまうにはあまりに惜しい社会的な超大作ではないでしょうか。

けれども、私が特筆したいのはラストのシーンです。最後の数行を読み終えた時、ラストのシーンが頭の中に浮かび上がって、自分でもよくわからない衝動に駆られ感動で涙していました。
TVは中盤まですごくよく作り上げられる一方で、後半クライマックスに向かっていくほどにテレビとしての着地点を探しているように感じ、結局ラストは完全にすっきりと消化しきれない個人的な感情がありました。しかし自分の中でこのさわやかなラストを向かえるにあたり、より一層私にとってターンAガンダムという作品が特別なものになりました。
加えて言うならば、全ての破壊が終わったあとの、初夏の人々の復興の数ページはノスタルジーのようなものすら感じました。現実の第二次大戦終了後の日本が重なり、あぁこうして人々は歩み、歴史はつくられてきたのだなと感じました。

最後に、こっちのホワイトドール、すごすぎです・・

僕の人生の中で最高の本  (2004-12-17)
僕はまだ子供なのでそれほどたくさんの本を読んだとは思っていませんが、自分の中では最高の本です。

上巻、中巻に続く最終巻である下巻でついに「ターンA」の存在理由が明らかになりました。それに、登場人物の心の中が全て明らかになり、色々な人が思いもよらない行動をします。

一つ一つの言葉にも重みを感じました。ディアナが「あなたはニュータイプ。だから人を愛しなさい」、と言ったとき堪えきれず泣きました。

戦争と平和。そして人の心。この本をよんだら、人は連綿と歴史を紡いでいき、同時に繰り返すのだと思いました。

僕の人生の中で最高の本  (2004-12-17)
まだ子供でそれほどたくさんの本を読んだとは、自分では思っていないのですが、この本は僕の人生の中で最高の本だと思います。

上巻、中巻に続き最終巻の今回でついに「ターンA」の存在の意味が明らかになりました。それに登場人物の心の中が全てあらわになり、意外なことを思っていた人物や、予想しなかった行動をしたりして驚きました。

一つ一つの言葉の重さも感じられました。ディアナが「あなたはニュータイプ。だから人を愛しなさい」、といった時泣いてしまいました。

戦争の意味と、平和と、人の心。これを読んだ時、人の歴史は連綿と続いてゆき、同時に繰り返されると思いました。

歴史は繰り返す  (2004-11-30)
 《上巻》《中巻》で徐々に盛り上がってきたストーリーが一気に加速して、怒涛の物語りが展開します。ターンXとの宿命的な戦闘。ミリシャとムーンレィスの前面戦争。そしておのおのの思想が月を舞台に交差し、絶大なるカタルシスの先にみえる悲劇に思わず言葉を失います。これはもうまさに福井ワールド全開と言ったところ。まさに著者の裏ベスト作品でしょう。彼の作品のサインである、「毒ガス兵器」登場にはご愛嬌(笑)。
 「冬の城」の歴史記録に思わず、ニヤリ、数々の懐かしい名台詞が甦ってくるシーンはガンダム世代には堪えられないでしょう。そしてその台詞の数々から思い起こす事は、歴史は繰り返すという事。悲しい人間の性が描かれるこのガンダムワールドを福井氏は自身の持てる力で存分に描ききり、とてつもなく完成度の高いSF小説へと昇華させています。絶対、お勧めです!!!

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