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紀伊國屋書店
グループ:Book
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価格:¥ 1,680
ポイント:16 pt
発売日:2008-04-17
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日常的に起こしている“非合理的な行動”
(2008-10-07)
自分が日常的にとっている“非合理的な行動”が、クイズや事例を使って分かりやすく説明されています。
大学時代に勉強した経済学は、今ひとつ“人間味”が乏しのですが、こちらの行動経済学は、まさに“人間味”に基づいているため、現実の社会に結びつけやすいです。
翻訳本にありがちな「これってそのまま訳したんですか?」という表現は少ないように思いました。訳者あとがきにも出てくるのですが、訳者の奮闘振りの成果だと思います。
構成自体が読者の心理を捕らえている行動経済学書
(2008-09-06)
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
数字のマジック、勝者の呪い(Winner's Curse)など、経済学やマーケティングの基本概念を実生活の例をとって面白く表現している。構成も序盤はとても初歩的で大衆受けしそうな題材から、頭の体操的なものを織り交ぜ、その後脳神経系の医学書のような内容になり、全く知識のない私には多少興味が逸れた。しかしながら、最終章の結論ではとてもわかりやすく本編を網羅し、とてもまとまった内容に仕上がっている。
ただし、訳がどうしようもないくらい下手で、本人曰く経済書を読んだ事がない、サッカーを知らないとか? そういう背景が訳のいたるところに見られ、この本がわかりにくいとすればそれは訳者の選択が誤っていた事が原因。イタリア語がわかれば原文でもう一度読みたい一冊。
良く出来た一冊だけど後半は辛い!?
(2008-09-03)
当たり前のことかも知れませんが行動ファイナンスをかじったことのある人には数字のトリックやよく見る例題が登場します。
この分野を知っていてさらに深い知識を得ようと考えているのならばそれほど目新しい「何か」を発見することも少ないと思う。
そして後半には脳に関する専門的な分野に進み・・・興味のないひとには辛いです。後半部分を読み飛ばすひとがいてもおかしくない!?
ただゲーム理論にも軽く触れているし、はじめて行動経済学を知るにはこれ一冊で十分です
「理性が感情に支配されている人」
「感情が引き起こす様々なエラーを理論的に理解したい人」
・・・には無条件でオススメします。
投資をしている人にはメンタルを鍛える必要があるので行動ファイナンスは必修科目のひとつです
人間らしさの行動経済学
(2008-08-31)
3部構成からなり、特に1部と2部は身近で親しみやすい内容となっている。「ありのままの、生身の人間」という視点から、経済に関わる我々の日常における行動のクセ=人間らしさ、を改めて認識できる。様々なトピックについて、クイズを実際に考えながら解説。広く浅くという感は否めないが、行動経済学をわかりやすく俯瞰できるという意味で、入門書として最適。最後の3部は神経経済学ということで、やや難解かもしれないが、理性と感情は相対するものでは無くお互いにサポートし合っているということを科学の観点から示したりして、興味深かった。「自分が知らない、ということをいかに知るか。」読み物としても楽しめる。
人間に関する古くて新しい知見
(2008-07-27)
「人間は思ったほど合理的でなく、考えることに怠惰な上にすぐ感情に流されてしまう生き物である。しかし、そのような性向や脳の構造を備えているからこそ、人間的な判断ができて社会が維持されているのだ。」
ある意味古くて新しい、そんな事実を示してきた多くの実験結果をコンパクトにまとめ、読者自身にも様々な問題を通して実感してもらおうとする行動経済学の解説書です。前半の3分の2では、日常の問題解決において私たちが陥ってしまう様々なバイアスを紹介し、後半の3分の1では、他者が関わる意思決定についてゲーム理論や神経経済学の知見も絡めながら解説しています。
自分自身の知恵と情緒のコントロールにはもちろん、マーケティングや組織運営や政策提言に対しても大きな応用可能性を秘めていますが、それに対する論考は残念ながらあまり無く、世間でも今のところ目立っては見当たりません。大きなムーブメントが起こるには時機が満たないようですが、いずれやってくるその日に備えて、動向を追っていきたいものです。
2002年のカーネマンのノーベル賞受賞以来、にわかに注目を浴びてきた行動経済学でしたが、これまで日本語で手に入る情報はどちらかというと専門書的なものか、あるいはビジネス雑誌や投資関係の本における断片的な紹介くらいでした。しかし、その潜在的なインパクトを考えると、このように装いもポップな紹介書が日の目を見るのは遅すぎたくらいかもしれません。翻訳が分かりにくい文章もありますが、本家であるアメリカ人の書くものとは若干テイストの違う、イタリア語のこうした良書が翻訳されたこと自体は歓迎すべきことでしょう。
また、経済学史の中での行動経済学の位置づけや、心理学をはじめとするほかの学問との関係、および個別の知見のより詳しい背景について知るためには、友野典男『行動経済学』(光文社新書)を併せて読むのをオススメします。本書と重複する内容についても理解が深まります。

