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文藝春秋
グループ:Book
ランキング:93681
価格:¥ 660
発売日:2005-12
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闇将軍―野中広務と小沢一郎の正体 (講談社プラスアルファ文庫)
カスタマーレビュー ![]()
基本的には自己弁護の書
(2008-11-03)
野中広務の政治信条、「弱者にやさしい政治」「戦争を二度と起こさない」等の主張は、
自分の考えとは全く相いれないため、選挙でこの人に投票することは仮の話であっても
ないとは思うが、野中氏の主張のぶれなさについては評価に値すると思います。
特に青木幹雄や森喜朗のような「政治屋」が跋扈する昨今において、仮に非主流派になって
も自分の生き方を貫く姿は、その主張の中身はともかくとして尊敬に値します。
ただ、若干辟易とするのが、「自己正当化」とでも言えばいいのか、この人が過去を振り
帰ると、全てが正しく、反省点など何もないかのような書き方をする点です。
五人組による森首相選定のプロセスは民主主義を完全に冒涜していると思えるのに、「政治
的空白を避けるためにはあれしかなかった」と強弁する。そのあとで小泉のやり方は民主主
義から外れている!と主張されても、ついていけません。
やっぱり「老兵は死んだ」
(2008-05-30)
弱者への思い、というのは切々と伝わってきた
正常な政策の中では救われないから弱者となるわけで
弱者を救わんとすれば政策を曲げる力が必要になる
それ故、国民には見えないところでの努力が必要となる
結果として政治活動と権力に不透明な点が生まれてきて嫌われる
党人派のリベラルな政治家が抱えるジレンマの最たるものであろう
逆にタカ派であったり小さな政府主義者の場合は「国民の声」による力押しが可能になる
そういうパラダイムシフトを通り過ぎてしまうとやはり「老兵は死んだ」としか思えない。
悲しきかな
もっと冷静に私たちも政治に参加しないと・・・
(2006-03-19)
普段テレビで見る限りでは何か一癖もふた癖もあるようにみえていた
野中さんですがこの本を読んでいかに私たち国民のことをまた国のことを考えているかがわかりました。今まで何人かの政治家の本を読んできましたが今の小泉内閣がいかにアメリカ的で貧富の差を大きくする無責任な政治家であるかがわかりました。実際今の世の中は勝ち組、負け組みといわれるように各県も都会と地方で差が出てきていますし会社も
またできています。これではますます国を悪くするもとではないでしょうか?今度は野中さんの「私は闘う」も読んでみたいと思います。
敵は小沢一郎から小泉純一郎に!
(2006-02-01)
前著『私は闘う』(文春文庫)の続編。時代の流れに沿って書かれているので、やはり前著から読んだ方がイイ。
前著からの仇敵の「悪魔」小沢一郎に加え、本書では加藤の乱における「御乱心」加藤紘一、第一次小泉内閣で外相に就いた「お嬢」田中真紀子、総裁選で寝返った「二枚舌」青木幹雄らが本書では敵役。そして最後・最大の批判対象が現総理小泉純一郎である。登場人物が皆キャラ立ちしていて面白い!
ただ終盤近くの第16章「政治家の条件」で御自身の経歴について述べておられるが、何故か出自については奥歯にモノの挟まったような記述。同章では同和問題についての言及もあるのだから、自らの出自についてあえて触れないのは非常に違和感がある。TIME誌の英文記事では大鉄局勤務時に受けた差別的誹謗もハッキリ書いてあったのに本書では何故かぼやかした表現。この期に及んでなぜ隠す必要があるのか?野中氏にとって出自はもうプラスになりこそすれマイナスになることは無いと思う故に実に残念である。
死んでも死にきれない政治家
(2005-12-31)
単行本ですでに出版されている文庫版です。
単行本では書かれていなかった郵政解散について、野中さんなりの考えを書かれています。
流石は引退なさっても政界一の情報通とあって、鋭い見方を示していますし、野中さんなりの視線で民主主義の在り方への警鐘を鳴らしています。
あと、野中さんの政治手法の一つとして、執念深いという性質がありますが、野中さんは小泉総理よりも、青木幹雄憎しというのが単行版でも伝わりましたが、文庫版の付章でも青木憎しという思いが全面に出ています。
あと、次期首相には福田康夫さんをずっと推してましたが、この文庫版でも福田さんを推しています。
しかしながら、亀井静香やそれに追随した議員の現状を見ると、野中さんの引き際のタイミングというのは見事だったと思います。
引退しても、現役時代以上に叫びつづけているのを見ると、そう感じざる得ません。

