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立花 隆

文藝春秋

グループ:Book

ランキング:47036

価格:¥ 660

ポイント:6 pt

発売日:2003-05

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カスタマーレビュー

著者のレベルの高さを見せ付けられた  (2007-09-18)
著者の濫読ぶりは半端ではない。選民思想、ハッカー、秀吉、スカトロ芸術、毛沢東、脳科学、日本書紀、ナスカの地上絵、学力崩壊、自殺日記、その他その他その他…。目次にはあらゆる種類の分野や諸問題がずらりと並んでいて、それだけで満腹になってしまいそうだ。こういった多岐にわたる分野の書籍を読み、評を兼ねつつ紹介しているのが本書だ。

著者は増え続ける蔵書と資料を収納するためにビル一つ建ててしまった人で(現在ではそのビルにも収まりきらなくなってきているらしい)、書籍や編集に対する含蓄はとても深い。そして鍛え抜かれた確かな目を持っているので、取り扱っている書評も本も素直に信用することができる。

また著者の評の言葉はたいへん厳しく、たとえば全集や辞典に索引がついていなかったり空きページがあると、これでもかというくらいに編集者を扱き下ろす(頭が悪い、編集者の質が下がっている…などなど)。また値段も評価の対象になっており、内容がよければ二十万出しても惜しくないと言い切ったり、廉価で文庫にして出版しろと息巻いたりする。しかしどんなに言葉のきつい評を読んでも、その裏には大量の読書と大量の仕事をこなしてきた著者の知的水準の高さが垣間見れるし、感情的な言葉を使用していてもあくまで論理的に組み立てられた文の中でのことなので、通常なら不快感を感じるような表現でも逆に感服させられてしまうことも多々あった。

特に巻末の『「捨てる!」技術』を一刀両断する、は面白い。著者の仕事に対するスタンスがよくわかる。仕事の資料がたまる一方で片付かない、部屋にものが溢れていてどうにもならないと困っている人はここだけでも読めば新しい世界が開けるはず。

好奇心の宝庫  (2006-11-16)
速読に関する記述は一般的に言われている速読の方法とまったく同じなのだが、実際に生活に生かしている立花さんが説明していると「なるほど、ちまたの速読講義もまんざらではないのだな」という妙な説得力がある。
そして本の紹介が抜群に面白い。ジャンルなんていうものは彼には無用なのだろう。科学宗教宇宙古代史犯罪戦争金融なんでもありのミラクルワールドだ。好奇心を自分で意識的に行動に移せば、ここまで辿りつけるのかもしれない。感想文ではなく本の紹介に徹してくれているのでとにかく映画の予告編を観ているような妙な興奮を感じる。現実の世界は、人間の想像力を遥かに凌駕する凄い場所なのだと教えてくれる一冊。
出版社の大切さというのも底を流れるテーマ。
自分の世界が何個も増えそうな、ゾクゾクする本だ。

知の巨人たるゆえん  (2006-09-22)
「知の巨人」立花さんの凄さを実感させる一冊
1冊の本を書くために膨大な量の本を購入する。また自分の興味ある分野の本も色眼鏡なしで買い入れる。その為に本専用のビルまで建ててしまったという。立花さんの興味はまさに360度の視覚で網羅されていて、科学から宗教、さらに下世話なエログロな分野までその範疇は及んでいる。
高額な本などは庶民は買うことが出来ないので、この本で紹介されているモノを図書館で探すのも良いと思う。

間違いなく星五つである  (2006-08-08)
私はこれの初版本を読んでいて何年かぶりに読み返しているところだが今でも
間違いなく星五つである。振り返ってみると、この本に出会ったことで毎年大
量の本を購入し読むきっかけになったことは勿論、読書のその意味と役割、そ
の結果人間の脳の中ではどういった現象が起こるのか考えるようになった。
この後手当たり次第読み漁った速読の本、その所々にこの立花隆さんの本のエ
ッセンスが散りばめられているように思えてならない。
一時間で読むのと一ヶ月で読むのと頭に入っている情報が一緒だとしたら前者
のほうが断然良いに決まっている。時間は無いのに読みたい本または読むべき
本は大量に毎日発刊されている。いかに有効に時間を使い読書をし、自分のカ
ラを破り世のため人のためあるいは自分のために自分を使えないものかと日々
悩んでいる方には文庫になり改定されてある部分もあろうが是非手に取っても
らいたい本である。

書評の書評  (2006-05-05)
書評を読むことが好きだ。なかでも彼の書評は面白い!
彼がいいと思うものは難しそうな、自分では理解できないであろう本でもなぜか読んでみたくなる、興味を惹き付けられてしまうのだ。彼の興奮度がこちらまで伝わる。
本は知らない扉をブチ開けてくれる、その案内役としてこの本は最適だ。

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