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文藝春秋
グループ:Book
ランキング:26
価格:¥ 1,050
ポイント:10 pt
発売日:2008-10-09
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カスタマーレビュー ![]()
「無知こそ善」の怖さ
(2008-12-05)
「殿(ビートたけし)に、『今、一番、おもしろい評論家は誰だ?』と聞かれた。俺は自信たっぷりに『町山智浩です!』と答えた。もし、疑うなら、この本を読んで欲しい!!」
水道橋博士(浅草キッド)大絶賛!
帯には、赤と青を使ってこんな文章が書いてあった。あえての写真なし。
私にはグサッと刺さる推奨文だった。
以前、アメリカに2年ほど住んで、その前までに持っていたアメリカのイメージと、住んでみてのイメージがかけ離れていたことも読みたくなった要因ではあるが。
芸能ゴシップや映画、宗教、政治などを題材にアメリカの腐敗、不条理、経済のメルトダウンがおもしろおかしく書いてあった。
一つのテーマが2、3ページほどで完結しいて、読みやすい。ユーモアたっぷりなので苦笑いしながら読み進められるが、ところどころ本当に深刻な気分にさせられた。
特にキツかったのは、「序章」に書かれたアメリカ人の無知さとその原因の話だ。
北京オリンピック開催中に道行く人に開催地を聞くと答えは「アメリカ?」、世界大戦は何回あった?「3回?」…「ヒロシマ、ナガサキといえば何で有名?」答えは…「ジュードー・レスリング?」、「ベトナム戦争でアメリカは勝った?負けた?」という問いにギャルは、「もちろん私たちの勝ちでしょ!…っていうか、ベトナム戦争って私たちがしたんだっけ?」…
アメリカの国民的トークショー「トゥナイト」の「ジェイウォーキング」というコーナーで放送された街頭インタビューだ。
なんでこれほど無知なのか?
アメリカ人はみんな、おバカタレントでも目指しているのか?
町山氏は、「無知こそ善」とする思想、反知性主義があると指摘する。
キリスト教福音主義が原因だというのだ。
福音というのは、福音=聖書を一字一句信じようとする生き方で、自らを福音派とするアメリカ人は全人口の3割を占めているという。「聖書以外の本を読まない」ことを誇りにしている牧師もいるんだそうだ…。
なるほどそれなら、いまだに天動説を信じていたり、進化論全否定というアメリカ人が多いという話しにもうなずける。
笑えるけど深刻
(2008-11-29)
もっと茶化した内容かと思ったが、想像以上にシリアスだった。キリスト教原理主義福音派って、むちゃくちゃじゃん。ブッシュがバカで無責任なのは知っていたけど、似たような人たちがこんなに大量にいるのか。
アメリカは文化も経済も二極化している。日本が追随してはいけないのになあ。最後まで面白くってためになる。
文化の違いを笑おう!
(2008-11-24)
アメリカ人のおかしなところや不条理なところをユーモアたっぷりに町山節で斬っている。
文化の違いがあるんだからおかしなところがあってもそれは当然で、アメリカ人から日本人
を見れば同じくおかしなところがたくさんあるだろう。笑いながらアメリカ人を理解できる
面白い読み物だった。爆笑、冷笑、失笑できますよ!!ほんとに!!
鏡としての「アメリカ」
(2008-11-24)
町山智浩『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』文芸春秋
アメリカ在住のコラムニスト・映画評論家、町山さんによるアメリカ時評論。毎週楽しみにしているTBSラジオ「コラムの花道」で聞いたことのある、とっても興味深かったあんな話やこんな話を活字として読めます。この本を読むと、ブッシュ大統領の8年間というものが、どんなものだったか、とりわけその問題点が、よ〜くわかります。よくこれで…、と他人事ながら心配になります。次期大統領もオバマさんに決まったし、これからのアメリカはどこに向かってくのでしょう。問題は山積みです。これからの町山さんのアメリカ評からは、今後も目(耳)が離せません。
「そうだよね」という共感と「まさか」という驚き
(2008-11-19)
アメリカに長期滞在したことがある人なら「ああ、わかる…アメリカの人ってこういうとこあるよね」と苦笑してしまうところが多々あると思う。
それにしてもヒドすぎる、という驚きもあって、共感と驚きのある本だった。
つまり面白かった。
この手の苦笑と驚きは、どこの国にもあることだと思うが(もちろん日本にも)、それを知っておくのはお互いを理解するうえで大事だと思う。

