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弓狩 匡純

文藝春秋

グループ:Book

ランキング:173345

価格:¥ 1,575

ポイント:15 pt

発売日:2004-07

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カスタマーレビュー

いいです!  (2007-01-02)
国歌の歌詞の日本語訳だけでなく、元の言語の歌詞も一緒に書いてあるのが良かったです。CDとかが付いてたらもっと良かったかもしれないけど、十分満足しました。アメリカの国歌とか、メロディは良く知っているけど、歌詞を知っている人なんてほとんどいませんからねえ。

ネット上で歌唱つき国歌を聞きながら楽しむのも一興  (2005-04-03)
フリージャーナリストの著者が全世界90カ国近くの国歌の歌詞を集めて編んだ一冊です。

 フランス国歌に「血まみれの旗ひるがえり」やら「子どもたちや妻の喉を掻ききろうとしている」といった残虐な言葉が散りばめられているということはかねてから耳にしていました。しかし本書を読むと、ひとりフランスに限らず、イタリア(「われらは死を恐れない」)、ウクライナ(「敵は陽にさらされた朝露のごとく死に絶える」)、ポルトガル(「武器を取れ!武器を取れ!」)、ラオス(「勝利への苦しき闘いもいとわない」)など数多くの国もまた、死や戦争が色濃く影を落とす国歌をもっていることが見て取れます。そもそも国歌が、敵の攻撃を前に一致団結することを最大の目的として作られる場合が多かったのですから、それも無理からぬことです。

 大変興味深いのはフセイン政権下のイラクやベルリンの壁崩壊前の東ドイツ、さらには「満州国」など、今や地球上から姿を消してしまった国々の国歌も巻末に掲載されている点です。イラク国歌の歌詞は、与党バース党を露骨に賞賛する「党歌」のような体裁を持っています。
 新生イラクがどんな国歌を制定するのか、気になるところです。

 なお、本書は現地文字で表記したそれぞれの国歌に日本語訳を付し、さらに国歌の来歴を手短に解説していますが、残念ながら楽譜は掲載されていません。現地文字は眺めているだけで異国情緒に浸ることが出来て楽しいのですが、やはり楽譜の掲載も努力してもらいたかったところです。
 そこで提案です。「listen to vocal anthem」というキーワードでネット検索してみてください。インストゥルメンタルのみならず歌唱つきの国歌を聞くことが出来るサイトにたどり着けるはずです。私はそうしたサイトと共に本書を大いに楽しみました。

ついつい開いてしまいました  (2004-08-26)
 この文字が読めるなら、すべてメロディーに合わせて歌ってしまいたい。この言葉の意味を感じながら!と、この本と共にオリンピックを観戦する楽しみがありました。音楽好きの私としては、できたら楽譜がほしかったけれど、それにしても、どうやってこんなにたくさんの国のうたを取材できたのか、驚きでした。他国の国歌を聴く機会は、自国のスポーツが敗退した時くらいなので、聞き流してしまうことが多かったけれど、それぞれの歴史を背負った、それぞれの言葉とメロディーに、たとえどんな意味合いがあったとしても、敬意を表して、大切に扱うべきものだと、真摯に思える一冊です。
 丁寧で、優しい言葉の使い方が、著者の各国に対する平等さを感じさせました。こんな世の中だから、こんな本って大事かも!

国のうた  (2004-07-17)
 先日、野球のオリンピック日本代表vsキューバ共和国代表の試合の番組にチャンネルに合わせたところ、試合前に国歌吹奏がありました。キューバの選手達が野球帽を胸に掲げ神妙な面持ちで口ずさんでいる姿を見たときに、ふと「キューバの国歌ってどんな歌なんだろう?」と思いました。

 本屋さんの新刊の棚にこの本を見つけたとき、思わず手に取りキューバ共和国を探しました。136,137ページにキューバの国歌が掲載されており、初めてその意味と由来を知ってなるほど納得。

 掲載されている国々の原詞に翻訳文、そして解説、随分と手が掛かっています。それに、エチオピアやミャンマーやブータンなど、初めて見る文字も多く、一つの作品としてとても面白く完成されていると思いました。著者の発想と取材努力に敬意を表したいと思います。
 来る、アテネ・オリンピックTV観戦では、必ず手元に置いておきたい一冊です。

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