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文藝春秋
グループ:Book
ランキング:8825
価格:¥ 1,550
ポイント:15 pt
発売日:2007-10-30
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カスタマーレビュー ![]()
問題作だからこそ読む価値も??
(2008-11-26)
内容は、過激というか倫理に反している内容。怖いものみたさの人の心理や
やじうま根性をうまく刺激している。
ただ、この小説をよんでよい時間を過ごした。。。と感じる人は
あまりいないのではないか。
現代アートにもいえることだが、問題作だからこそ、読む価値を
かんじる人にはおすすめ。
R15指定
(2008-11-24)
陰鬱で淫靡な世界の描写と過去に遡りながら登場人物の生い立ちを振り返っていく構成には、巧みさを感じる。途中、中だるみすることもなく、最後まで読み手を引き込む力もあるし、登場人物のキャラ設定も分かりやすく、筆者の筆力には感心。
評価できない点は、淳吾と花がどうして、このようなアブノーマルな関係になってしまったのか、性格形成の原因や過程があまりにも単純というか、省略されている点。
それと、淳吾の喫煙シーンが多過ぎ。ちょっとしつこい。
粘着系のセックスシーンの描写も好きになれないし、子供には読ませられない。
でも、全体としてはおもしろいし、直木賞受賞というのは頷ける。
問題作!!だが、成熟した女性の書いた真摯で切ない物語・・・
(2008-11-16)
読み始めてすぐに分かる。危ないな〜・・・と言う感覚・・・。桜庭一樹の作品では、今までにも時々見られた「雰囲気」、じっとりと、濃密な、「淫靡」な雰 囲気が冒頭から溢れかえっている。章ごとに語り手が変り、時間は過去に遡っていくが、次第に濃さを増すその雰囲気に息が詰まりそうに・・・徹底的に過激な 「性描写」も現れる・・・。(18歳未満はちょっとやめた方が良い?)余りの徹底ぶりに投げ出したくもなったが、真正面から「タブー」に切り込む姿には作者の「本気」が感じられた・・・。
描かれるのは、父と娘の「救いのない日々」であり、やがて罪人として「破滅」を予感させる・・・。しかし、結末に向かうに従って見えてくるのは、「家族」 を知らずに育った二人の切ない思い・・・。そして、それまでの「救いのない日々」も納得させられる・・・。この「どうしようもない」、だから 「切ない」という描き方は桜庭作品の「王道」だと思うけれど、この作品は、その「どうしようもなさ」が並外れているな・・・。
最後に描かれるのは、ようやく巡り会った父と子の無垢なる姿・・・思わず泣けます・・・。
確かに、全体の構成や描写にこれで良いのか?とも思う。「未完」?とも感じるのだけれど、この終わり方によって、私は「救われた」としか言いようがない事を正直に認めましょう。
桜庭一樹・・・切ない物語を書かせたら最高であるが、成熟した女性としても、ここまで踏み込むとは思っても見なかった。これからどこへ向かうのか?末恐ろしい人物である。
狭く閉ざされた世界を愛せる人はそう多くない気がする。
(2008-11-11)
物語は、ある女性の結婚のシーンから始まる。平凡な幸福。リゾート地への
新婚旅行の退屈。そして、退屈な旅と対極にあった、世界から逃げまどうような
父との日々を思い出す娘の回想から、物語はさかのぼっていく。まるで
古いテープを逆回しするかのように。それは、父と娘の禁忌を超えた濃厚な日々と、
2つの死体が横たわる、2度と戻れない天国にも地獄にも似た、父と娘の蜜月の物語。
近親相姦を描いた物語としての嫌悪感を差し引いても、まだ止まらない嫌悪感。
なんだろうこの嫌な感じ。
世界が閉じすぎていて、読者に対しては、何も開かれてなくて、
物語の世界がとても遠く感じられるような描かれ方。
その閉じた感じが「父と娘の2人だけの世界」っていう雰囲気、
なんだろう、と頭では分かるけど、それでも止まらない嫌悪感。
それが作者の狙いだったら、たいしたものかもしれないけど、
なんとなく、偶然の産物っぽく思える投げやりな文章や描写も
ところどころにあり、とても疲れる小説だ。
直木賞受賞作ってことで部数はすごかっただろうけど、これは
多くの読者に愛される類の小説じゃなくて、どちらかというと、
ある狭い感性の持ち主に対して贈られた、マニアックなプレゼント、
という感じがする。好きな人は好きなんだろうな、と思いつつ、
私はだめだーという読者も少なくなさそうだ。
学校の図書館に置いてあったが
(2008-10-27)
うちの学校の図書館にはライトノベルも置いてあり、挿絵にハダカがあると問題になるらしいが、そんなものよりずっとこの本の方が問題があると思う。醜悪な内容でミステリーとしての内容も稚拙だと感じました。読んだ後に直木賞を受賞作品だと知って愕然としました。

