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Peter Atkins
斉藤 隆央

早川書房

グループ:Book

ランキング:6784

価格:¥ 3,150

ポイント:31 pt

発売日:2004-12

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カスタマーレビュー

理科の醍醐味  (2008-09-01)
個人的には進化と対称性の章が面白かったです。この本に書いてあることをすべて理解できる人はかなり優秀です。現代科学の醍醐味に触れると共に文学的科学的文章を味わうことができます。深遠なるアイデア、シンプルなんだけど応用が利く、そんなコンセプトが満載です。

さすがはオックスフォード  (2008-03-14)
科学の中心となる思想を10とりあげて、解説した本である。第1章進化論、第2章DNA、の生物学、第10章の不完全性定理の数学を除いて、すべて物理学が話題となっている。物理帝国主義的といえばそうだが、透徹した論理を構成する思想となると、やはり、物理学となる。

著者はオックスフォードの化学者。化学者の科学レビューと言うと、2ヶ月ほど前に『宇宙はなぜ美しいのか』を読んだが、それとは大違い。この広い話題について、完全に理解していて(最後の方は私には当否が分からない)その解説にかなり成功している。これは驚くべきことだ。まあ、著者の周りには綺羅星のごとくの先生がいて、分かりにくいところは教えてくれるのだろう。謝辞を見ると、ドーキンス、ペンローズなんて名前が並んでいて、あっと驚く。さすがオックスフォード。

解説にかなり成功しているとは言うものの、量子論、宇宙論、時空、不完全性定理、の4章はかなり難解だ。私のようにそれぞれについて数冊の解説書を読んでいても、よく分からないところが残っている分野なので、理解して納得するまではいかないだろう。それは、きちんと数学をしないといけないのだからしかたない。それでも、物理基礎論の雰囲気に触れることは出来る。

全体としてもかなり難解で読むのは大変な本ではあるが、少なくとも理系の人には読んでみて欲しい。哲学の正統後継者としての科学の本質が現れている本なのだから。

科学のジャンルを大まかに捉えるのに適した本、最低限必要な知識  (2006-11-03)
この本を読んでみて私が大学教養の時代に知った内容もあったし、この本を読んでみて初めて知った内容もありました。
タイトルの示す通り10大理論ですから科学の分野を目指す方々はこの本の内容を大まかであっていいけど一通り網羅すべきです。
内容自体は高度な部分もありますけども、極めて刺激的かつ満足できるものです。

科学の啓蒙書としてはピカイチか  (2006-08-28)
 何かいい科学の啓蒙書はないかと探していてこの本に出会った。少し敷居が高いような気がしたが、名著であるのは確かであろう。新書の本を読むぐらいならこの本を一気に読んだ方がずっとまし。科学啓蒙書系の新書10冊読むぐらいなら。

この本に出逢える大学生、高校生は幸せ。人生を変えうる一冊  (2006-03-16)
科学に興味を持つ大学生、高校生に是非読んでもらいたい。若者の人生を変えるポテンシャルを持ったすばらしいポピュラーサイエンス。アトキンスの数々の著作の中でも、際だった傑作。

科学的に世界を眺めるためのヒントが全巻にわたって横溢している。全体の構成、構想が凄い。進化、DNA、エネルギー、エントロピー、原子、対称性、量子、宇宙論、時空、算術。さまざまな話題を往還しつつ、大局的には、身近なものから人間の知覚スケールとは乖離したものへ、具体的なものから抽象的なものへと読者を導いていく、この全体構成の企みの大胆さ。それを実現してしまう膨大な知識。

人間は、抽象的な概念操作を無理なくこなせる不思議な動物だが、最終章「算術」に至って、数を数えられる、ということの不思議さが実感をもって迫ってきて、身震いする。この世界、そしてこの世界の一員であるぼく自身の存在の不思議さ、おもしろさを存分に味わわせてくれる。

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