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エド・マクベイン
井上 一夫

早川書房

グループ:Book

ランキング:203203

価格:¥ 672

発売日:2000

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カスタマーレビュー

記念すべきシリーズの初作  (2007-04-29)
87分署シリーズの記念すべき初作であり、シリーズの代表作の一つである。作者の特徴が初作から出ているのには今更ながら驚かされる。街を人間に例えて描写するキザな出だし。一応架空の街になっているが内容からしてNew Yorkだろう。シリーズの主人公キャレラやマイヤー・マイヤー等が繰り広げる冗談に溢れた野卑な会話。部屋に立ち込める煙草とコーヒーの香り。そして、定番ではあるが刑事達のチームワーク。

初作は連続警官殺しを扱っているが、これはクリスティの有名な作品の捻り。だが、刑事達の焦りという心理的要因と絡めて描かれるので、トリックを気付かせない巧みな創り。同じ警察官を殺された事で、怒り心頭に発する刑事たちの様子も良く描かれている。この刑事たちの怒りが爆発するという設定は、後に「クレアが死んでいる」で更に強調されている。

他の警察署ものにも多大な影響を与えた87分署シリーズの原点であり、作者の手腕を縦横に示した秀作。

警察モノの大御所でしょう  (2003-07-14)
マクベインの代表作、「87分署」シリーズの第一作目です。
一作目の時代が少し古いのと、このシリーズが巻をを追うごとに素晴らしい内容になって行くので、あえて星4つにしてみました。

舞台はアメリカの架空の大都市、アイソラ。
最悪の地区に位置する「87分署」の管轄では、凶悪事件が絶えない。

事件の解決に当たる、キャレラ刑事を中心とした個性的な面々も魅力的です。
彼らに必要なのは「事実」の積み重ねによる地道な捜査で、ダンディな探偵の登場する推理小説と撤退的に違います。
刑事も被害者も犯人も、人間なんだと思い知らされます。
犯罪はこころの弱さと些細な理由で犯されるもの、哀しい真実です。

ちなみにこのシリーズは、古くは「太陽にほえろ!」のスペシャル版や、渡辺謙主演の「わが街」などで、ドラマ化されています。
ぜひオリジナルを読んでください。

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