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中央公論新社
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価格:¥ 2,650
発売日:1999-02
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まさに情熱と苦悩を体感できる近代ヨーロッパ史
(2007-03-18)
フランス革命期後の19世紀ヨーロッパ近代史を、フランスとドイツ、イタリア、ロシア、
イギリスの四つの視点から詳細に解説。各々独立して四部に分かれておりどこからでも読める。
現在のヨーロッパ主要国が周辺国とどう関わって近代国家を成立させていったのかを知る上で
重要な時期である19世紀。各地で起こる産業革命の大波を背景に、新たな社会構造の出現と
それに伴う政治思想変革。外交では世界に広がる植民地に対して帝国主義政策が着実に定着し始める。
イギリスが端緒となった産業革命の成行きは読んでいてその情熱と苦悩を感じることが出来る。
ロシアについては自由主義の嵐が吹き荒れる西欧に追随する国造りをすべきなのか、
それとも独自のスラブ民族世界を形成していくべきなのか模索する革命前夜までを描く。
教養として必要なヨーロッパ史を勉強したい人にはよき入門書だと思う。
日本人の固定観念を開放!
(2001-12-25)
フランス人と、ドイツ人とは仲が悪い。かつてそういう言葉を耳にしか事があります。ヨーロッパ諸国がEUという新しい共同体としての道を歩み始めた現在、それは現実として残っているのだろうか。そしてそれがあるとするなら、それは何故?それらの疑問を胸に、本書を読みました。
本を手に取ってからは、新しい発見の連続。例えば現在では、世界にはいくつもの国に分かれていて、フランスに住む人はフランス人、ドイツに住む人はドイツ人、それでそれぞれが固有の文化を持っている。それが私達日本人の中では普通のイメージでしょう。ところが、そのような「国民国家」が生まれたのは、ここ150年あまりに過ぎないのです。140年前のフランスでは、3分の1以上のフランス人がフランス語を話せなかったってご存知でした?私達日本人にとって、国民国家は当たり前であり、そのある意味間違った認識が、世界で勃発する多くの民族紛争などの理解を妨げているように思えてなりません。 では、それを変えたのは一体なんでしょう。そして、フランス人とドイツ人の仲が悪いのだとしたら、その原因は? それはあなたが品書を手にとって、大きくうなずいてみてください。
この本ではそれ以外にも19世紀のヨーロッパを仏独、ロシア、イタリア、イギリス、と四つの視点から捉えており、当時の歴史をオーバーラップして勉強できます。

