アイテム詳細
中央公論新社
グループ:Book
ランキング:39437
価格:¥ 620
発売日:2008-09
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カスタマーレビュー ![]()
少し物足りない
(2008-12-21)
ふっと笑わせたり、ホロリと涙させたりといった「キレ」が著者の小説の魅力だと思います。が、本書では維新前後の武士の話であり、落ち込んだ空気の中で物語が進むためか、「キレ」が冴えません。また話のネタの種明かしや、巻末の跋記での矛盾点の説明といった「現在」が入り込んでくるのもマイナス要因かもしれません。
いずれにしても少し期待はずれでした。
ユーモア溢れる幕末時代短編集
(2008-10-28)
浅田次郎の文庫最新刊です。
幕末を舞台にした短編集です。
ひさびさの浅田次郎でしたが、楽しませてもらいました。現代の話を枕に振って、それからひょいっと幕末、それからご一新あたりの武家社会を題材にした短いお話が展開されて、それで現代にまた帰ってくるという典型的な枠小説がいくつか入っています。
そして、その短篇がまた実にいいんです。本人たちにとってはシリアスだったり困った話だったりするんですけれど、読み手からするとユーモアたっぷりに笑わせてくれてそれでいて人情にホロリとさせてくれるところもあって、いい意味で浅田次郎の美味しいところをつまみ食いしているような感じで、リラックスした感じで楽しませてくれます。
こんなリラックスした感じの話だったら、是非温泉か何かにいった時に、のんびりゆっくりと簡単ながら味わい深い料理でもつつきながら、お酒もほんのちょっと飲みながら、窓べりでのんびりとくつろいで読みたかったです。未読の人は、そんな感じで読むと一番いいんじゃないかなぁと個人的には思います。

