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米原 万里

中央公論新社

グループ:Book

ランキング:78979

価格:¥ 620

発売日:2004-08

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カスタマーレビュー

ユーモアやウイットのない息苦しさ  (2008-04-06)
 筆者の、舌鋒鋭くすべての日本を斬って捨てる勢いは小気味良さを感じないでもないが、このように、(主に)ヨーロッパに在る対象は絶対化し、日本のみをただひたすら攻撃するという姿勢には、ユーモアやウイットのかけらも感じられず、ただの告発ものに堕してしまっており、品格とまでは言わないが余りにも品が無さ過ぎ、最後まで読む気が萎えてしまう。日本の全てがヨーロッパと同じレベルでなければならない理由は無く、そもそもヨーロッパ自体、その内部にはいろいろ「格差」はあるのではないか?第3者が言う「格差」も、それをさほどにそれと感じないのも「文化」であり、それはそれなりに認められるべきかと考える。

存在するけど見えないもの・  (2005-12-11)
本の題名になっている「真夜中の太陽」とはチェコで暮らしていた少女時代に出かけたキャンプで先生が読んでくれた詩の一説。
真昼にも空に星は輝いているけど太陽の輝きで見ることが出来ない、現実には存在するけど、見ることができないものがこの世の中にはたくさんあるという意である。

この本では、我々が常識だと思っていたことを、筆者が視点を変えて論じている、「美」「豊かな生活」「幸せ」「教育」様々なテーマを見る作者の慧眼や提案の的確さにはうならされる。

しかし、何よりこの本で気になったのは最高の占い師(だった)指圧の先生の話である。体を触り、コリの具合で、その人の生活まで見抜いてしまうのには恐れ入った。

新聞のエッセイをまとめたものなので、すべて短編で手軽に読める一冊。


じっくりじっくり楽しみましょう  (2005-07-14)
米原万理の著作はえげつないぐらいに上手い。
周囲と自分の距離感が絶妙で,更に自分にはものを書く人として最高の財産のプラハですごした少女の日々がある。
新聞に掲載されていたコラム(エッセイ?)の総集編の本書であるが,
記事の「箸休め」ではない濃いい文章だ。
時事を扱うとどうしても書物にしたときにタイムラグから面白みが失せてしまうことが多いが,いつ読んでも「楽しい」コラムがみっちり詰まっています。
それも著者の引き出しの豊かさがなす技だなぁ。

やはり専門を  (2005-04-27)
この著者のエッセイの面白いところは、翻訳や国際間の生活習慣の落差である。
ところがこの本の半数は政治や外交批判。それなら他の人の著書の方がためになる。
冒頭の百階の話などは秀逸だが、この本に関しては読んで面白いと思うのは全ページの1/2。だから☆も3かな。

おもしろいです。  (2004-09-16)
鋭い視点からの時事エッセイ集です。読後に、著者は自分で強く生きてきて、これからも”国”、”お上”、”ムラ”に関係なくても私は私の視点で人生を送ります、を強く感じます。

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