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中央公論新社
グループ:Book
ランキング:92794
価格:¥ 620
発売日:2004-01
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カスタマーレビュー ![]()
偉大な中国文学に乾杯
(2008-11-15)
「隋唐演義」や「岳飛伝」などの素晴らしい中国文学の翻訳で再評価されている田中芳樹氏の
最近の刊行作品のひとつです。古い「タイタニア」などの作品は未成熟で低レベルではありますがこの「蛇王再臨」は成熟し、氏の極めて高い力量に感動できるでしょう。個人的にはこういったシリーズはどうでもいいからまた偉大な中国文学を無知な日本人に広めてほしいところです。とはいえ、シリーズの未読の人はもちろんファンなら買って損は無し
前半は豪快な群像劇後半は?
(2006-10-24)
●以下全巻分の感想です。●則天武后登場までまさに風雲急を告げるというフレーズがはまるような緊迫感と今後の展開に期待を持たせる内容です。昇り竜の勢いで唐開闢までのよもやま話がつづられてゆきます。智将猛将名臣某臣能吏ひとかどの人物が入り乱れての国獲り合戦です。私はこれを読んで三国志一本の中国歴史好きから卒業できました。孔明や張飛に匹敵するくらいあるいはそれ以上の個性的で魅力的な人物たちが登場します。●4巻以降は宮廷闘争中心で前半の勢いが失速するのが残念、草原を疾駆し大河を渡り関を破るような合戦絵巻はひとまず終了します。この沈滞も含めて原作者が表現したいことなので仕方ないのでしょうが。●登場人物が多いので一気に読み通してください。途中で途絶して脈絡を失念している場合前巻の該当箇所までさかのぼらなければいけません。漫画と違って活字のみしか情報がないので非常に厄介です。●唐朝開闢後も地方勢力との抗争は数知れずあったはずですが対李密以外は記述が淡白でちょっと物足りなかったです。●多彩な登場人物ですがもっと個々掘り下げてほしかったですね。まあ原作に付加してはならないので無理な願いですが。結構初登場が華々しいのに相当後のほうでひっそり死んでいたり、更迭されていたり、その間の過程が知りたいのに・・・・。●文官たちの描写が武将に比べると地味この上ないのが残念です。初登場のエピソードも武将はドラマティックなのに文官はいつの間にか幕下に加わっていたりして背景的扱いでした。房玄齢・杜如晦が一番分かりやすい例です。武将でも秦淑宝以外は描写が浅いですね。三国志並みの群像激を期待するとちょっと期待はずれ。●もちろん翻訳は非常に分かりやすいです。●安能さんのほうと比べてこちらの登場人物のほうが好漢に描かれている印象です。向こうはちょっとリアルに迫りすぎてえげつなく共感できませんでした。

