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立川 談志

中央公論新社

グループ:Book

ランキング:50098

価格:¥ 800

発売日:2002-05

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カスタマーレビュー

落語の改良  (2008-07-17)
 1999年に出た単行本『新釈落語咄 Part2』の文庫化。
 『新釈落語咄』の続編だが、独立して読むことが出来る。
 もともと『中央公論』に連載されたもの。合計20回が、本書に収められている。
 「あたま山」「小言幸兵衛」「真田小僧」「明烏」などの落語を取り上げ、内容を紹介しつつ、世相や落語界の問題点に切り込んでいくというエッセイ。
 前作では世相との関係が中心だったが、本書では落語をいかに改良するかという点に重点が置かれている。くすぐりを整え、さげを工夫する。古典を守ることに汲々としている落語界への強烈な批判となっている。
 まあ、それはそれで改良されているし、確かに感心させられる工夫ではある。しかし、やりすぎというか、バランスが崩れているというか。読んでいて大丈夫かなあと思ってしまうほど。
 主張の部分が強すぎ、面白さという点では、前作より確実に落ちていると思う。

少しお焦りなのでは?  (2005-03-22)
 第一巻でも描きましたが、古典落語を極め、その本質を「人間の業の肯定」と喝破した師匠・家元の書いた芸談ですから、文句のつけようはありません。

 他方、常日頃から、古典落語が現代に通じるか、将来継承されるか、お悩みの発言も聞いております。

 ご自身のご病気や古今亭志ん朝師匠の急逝などで、あせっておられるのが、行間から伝わってきて切ないです。

 大丈夫、家元は不死身ですから。
 余裕綽々と古典落語をどう伝えるか、お考え下さい。

現代世界に生きる談志のロジック  (2004-05-11)
古典落語を現代化する。そして現代人にそれを語って聞かせ、衝撃を与える。これが談志のライフワークだ。この本ではその方法論が本人によって解説されている。落語論であるが、実は他の分野にも応用のきくテクニックが満載されている。伝統文化を、その核を壊すことなく再生するために、物語を修正し加筆することで、より完成度の高い作品を創作するために、言葉で人を笑わせるための基本的な技法を修得するために、本書は必ず役に立つ。そして悲惨な現代を気楽に笑顔で生きぬけるように。人間の業を肯定して、さらにはもっと深いイリュージョンの世界に到達するように。

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