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Sven Hedin
小野 忍

中央公論新社

グループ:Book

ランキング:368531

価格:¥ 1,050

発売日:2002-04

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カスタマーレビュー

馬賊の戦闘というものが初めてわかった  (2005-10-02)
~♪僕も行くから君も行け、狭い日本にゃ住み飽いた…で知られる馬賊ですが、冒険小説などではその実態はいまいちわからない。
本書の主人公は著者をはじめとするスウェーデン・中国の合同西域探検隊です。舞台は中華世界ではなくその周縁部(夷狄の地)、最重要な登場人物は馬賊の将軍。西域の軍隊=馬賊の戦闘がどのようなものか、部隊編成、装備、戦略・戦~~術、補給…これらがヘディン(巻き込まれた被害者という立場ですが)によってリアルに描写されている。非常に興味深いですね。
馬仲英の馬(マー)という姓はマホメットを意味し、回教徒である。漢民族ではあるけれど東干(トンガン)と呼ばれる回教徒集団の頭目で、トルコ人や非回教徒の漢民族と対立している。彼らの戦争は民族の勢力争いであり、宗教戦争~~でもあり、イデオロギーや世界政治のバランスオブパワーとはちょっと次元が違うとこで行われている。
日本人が書いた中国近代史や日本の大陸干渉史ではわからない、現代中国の北京から見た書き方ではなおのことわかりにくい、中華世界周縁の複雑な環境を理解する助けになると思います。
ヘディンのユーモラスな筆致もなかなか楽しいです。探検隊の動静を日~~を追って書いているので他人の日記を読むようで冗長な本なんですが、現代の本にはない味わいがあります。~

三部作でも一番好き 非道な馬仲英にも不思議に魅力がある  (2005-02-21)
この西域自動車遠征隊三部作は時系列に整理されているのではないのでどこから読み始めても問題ありません。冒険小説好きには第一部「馬仲英の逃亡」がお勧め。この三部作を読む際には解説を先に読まれるたほうが良いと思います。この本が出版された当時の状況を我々は知らないし、著者のヘディンも差しさわりのある部分には触れていないので、すとんと理解出来ない部分も多々あり、解説の助けを借りるのが正解。
 まるで冒険小説のように波乱万丈でハッピーエンドに終わる冒険談は小説ですら「ありえない」と思わせる面白さは抜群。冷酷かつ人間的魅力あふれる若き馬仲英将軍をはじめどの登場人物も本当に生き生きと描かれていて存在感たっぷり。砂漠の回教徒たち、モンゴル人、中国人たちのドラマが私を捕らえて離さない。
 冷静に考えるとわずか数ヶ月の戦闘のピークに突っ込んでいったヘディンの判断は、70近い自分自身はいいけれど多くの隊員を危険に晒す無茶に思えます。しかし、ヘディンが書いていない任務、つまり日本軍が中国沿海部を押さえた場合の蒋介石ルートの開拓があったのと、名声欲があったのでは無いか邪推していますが、この面白い三部作を書いたことで皆許されちゃいますね。
 第一部の参考図だけでは分かりにくいので、他の地図も用意しながら読み進めていくと面白さも倍加します。 

過酷なヘディンの遠征  (2003-08-15)
今までヘディンの探検は中国å'のå...¨é¢çš„なバックアッãƒ-のå...ƒã«è¡Œã‚ã‚Œã¦ã„たと漠然と思っていたが、まさかã"のような戦乱の渦中で行われていたとは。
確かにã"の時代はæ¸...朝å'©å£Šå¾Œã€è»é-¥ã®å‰²æ‹ ã™ã‚‹æ··ä¹±ã®æ™‚代であり、æ-°ç-†ã‚‚同様の状況であるã"とは容æ˜"に想像できるのであるが。

ã"の最後の探検行以前の多大なç§'学的な功績ã‚'残ã-た西åŒ-ç§'学考査団においてもå½"地の有力è€...のå"力がå¾-られず隠れるようにã-て調査ã‚'行ったとが解説に記されている。
ヘディン一行は自然相手のみならず、否、自然以上に過é...·ãªä¸€é¢ã‚'持つ人é-"ã‚'も相手にã-て探検æ'»å‹•ã‚'行っていたという事実ã‚'知るã"とは、よりヘディンに対する敬愛の念ã‚'深めるã"ととなった。

またヘディンä»-の非常に個性豊かな一行の人ã€...の姿が、ヘディンの筆にã‚!ˆã£ã¦ã"れまた非常にé­...力的にæ'»ãæ'»ãã¨æãå‡ºã•れる。ヘディン以å¤-にもベリマンも考古学上の多大な貢献で有名なのであるが、今までは一学è€...とã-てã-か認識されていなかった人物がなにか非常に身è¿'な人物に感じられるようになった。

翻訳もよい。

二部「シルクロード」、三部「さまよえるæ¹-」も楽ã-みである。

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