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山田 英夫

中央公論新社

グループ:Book

ランキング:227878

価格:¥ 693

発売日:1999-09

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カスタマーレビュー

結局は市場が決めるということのようだが  (2007-12-21)
どのような製品がデファクト・スタンダードを獲得するのか,それはいつ決まるのか,そして各企業はデファクト・スタンダードを獲得するためにどのような戦略をとるのかなど非常に興味深い内容でした.

いろいろなケースについて細かく分析しており,「そういえば,そんな製品もあったな」と懐かしくなりましたが,どうも必ず勝てる戦略というものはなさそうです.互換性があればよいかと言えばそれだけではなく,もちろん技術の優秀さだけでもない.まさに市場が決めるということでしょう.その上,デファクト・スタンダードを取ったからと言って必ずもうかるわけではないと言うのが苦しいところです.

しかし,これまでのいろいろな製品がどのようにしてデファクト・スタンダードを獲得していったかという話は製品戦略を考える上で非常に役立ちそうです.

規格ビジネスをする人にお勧め(かな?)  (2006-08-09)
電機、ITなどを実例に、著者のそれまでの1999年時点の研究成果のエッセンスを惜しげもなくリリースしてくれている。実例にしても、分かり易い有名な産業界の動きを簡単に引き合いに出してくれている。その実例その他が的確であることで、著者の主張(概念的な言葉)をうまく支持していると思う。

紙面の都合もあった(と推測される)ためか、終章「日本企業の課題」の部分では「日本企業はどのような方向を目指せばよいのであろうか。…しかし、その答えはいまだ見えてこない」の文章で閉じざるを得なかったのは、新書版の限界なのかもしれない。

余談であるが、私の場合、この書物に線を引いたり、Post-itを貼りまくって、古本屋さん(あるいはマーケットプレイス)に販売できなくなってしまい、読後の充実感を感じている。

想像力を持って読む方にとっては、業種を問わないかもしれない。

素材が古いのはいたしかたない  (2006-02-06)
製品自体の機能競争よりも、規格競争、ビジネスルール(ビジネス
モデル)競争、規格の連合形成などに、勝敗に力点が急速に
移行してきた、ここ数年。

その流れと事実、具体的な企業と製品、戦略などを、適切に
分類し、なじみのある事例を豊富に引用して解説しています。

スタンダードの競争をめぐって、いつ、何が、どのように、
誰によって、どのようなモノが、デファクトになり、いかにして
利益を上げていくのか、を、AV製品とIT(PC)を素材にして、
市場浸透モデルと、オープン/クローズ戦略をツールにして、
実例を分析し、勝利の方程式を読み解こうと試みています。

大変読みやすく、古いですが、逆になじみのある事例を豊富に
使って、わかりやすく分析しているところが、本書の特徴とも
いえます。

今日的企業戦略、競争戦略論の入門としては適当ではないでしょうか。
ちょっと図版がもう少しあると理解の助けになったような気がします。

よくまとまっていて、かつ面白い  (2005-11-09)
デファクトスタンダードに関連する書籍を殆ど読みましたが、コンサイスにエッセンスを学びたい、という方には一番向いていると思います。

この本を読んで、もっと詳しく学びたい、ということであれば同じ著者の「「デファクトスタンダードの競争戦略」をオススメします。

デファクトスタンダード関連の本はこの他にも数冊ありますが、基本的にはこの2冊で殆どの内容をカバーしていると思います。

読みやすかったです。  (2004-06-10)
AV業界、IT業界の事例をもとに、デファクトスタンダードを取る競争とは、どんなものか、どのようにデファクトスタンダードは決めるのか、誰が影響して、どのようなタイミングで決まるのか、デファクトスタンダードがハバをきかす業界での企業のポジショニングと戦略は?利益の出る方法とは・・などが説明してあります。

予想では、経済学・経済学した本かな?と思いましたが、そうでもなかったです。経済用語などは、あまり出てきませんでした。お陰で(?)初心者にも読みやすかったです。

ビジネスモデルのポイント、競争戦略などは、今日の経済・社会の中で、他にも応用ができそうな気がして興味深かったです。

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