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小島 剛一

中央公論社

グループ:Book

ランキング:180299

価格:¥ 777

発売日:1991-02

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カスタマーレビュー

現在にも通じるトルコの素地  (2008-03-19)
この本は今から十数年も前に書かれたものではあるが、今のトルコの諸問題が既に内在していたことが確認できるものである。駐トルコ大使が書いた書物‥「トルコが見えてくる」(山口洋一)、「トルコ歴史のはざまで」(遠山敦子)のような外国人向けの表の顔でなく、トルコ国内に居住する少数民族に対する差別を含めた実態(言語や宗教等)と内在する問題が浮かんでくる。ケマル・パシャ(アタチュルク)が唱えた政教分離政策(世俗主義)も最近の憲法改正(女学生の学校でのショールの着用許可等)等でイスラム教化が推し進められており、その素地が末端(地方、庶民段階)では既に形成されていたことがわかる。最近のPKKの動きもそのような抑圧政策の影響か‥? 世界一の親日国家トルコのもう一つの顔が見えてくる。内容は紀行文的でスリルや庶民人情も散りばめられ一気に読めた。

とても面白い本である。  (2007-08-24)
トルコに、特に建造物にその痕跡を残す歴史に興味がある人には、すこし方向性が違うかもしれないので、楽しめないかも知れない。しかし、トルコ国内で喋られる言語に残された痕跡から、トルコという国が持つ歴史的、地政学的背景を考察するには、そして近代の(とはいっても現代とはもはや呼べないが‥)複雑な国内事情を推察するには、本書な非常に参考になり、また面白い内容の本である。私も本章は数回読んだ。

ザザ語  (2006-10-10)
三省堂・言語学大辞典第5巻【補遺・言語名索引編】の「ザザ語」の項の著者です。
本著にはザザ語の民謡(楽譜付き)も載せられており、それに関するかっちょいい逸話も楽しめます。フィールドワークへの夢をかき立ててくれる一冊では無いでしょうか。

何度も読み直してます  (2006-05-05)
 こんなに凄い本を書いた小島剛一という人は、その後どうなったのか?
これだけの観察力と調査力、遂行力なのだから、当然次にも期待してしまう。

 そうして、15年が経ってしまった。HPを検索しても、ヒットするのは本書だけ。「小島剛一」は今どこで何をやっているのか。

 とはいえ、海外で小島剛一に出会っている旅行者や、海外在住者は割といそうで、そうした人のHPに、僅かばかり、小島氏の近況をしのぶことができる。あるHPに、小島氏の談話が引用されている。
トルコは「旅行するには素晴らしい国だが、住みたくはない」国とのこと。そうして、今もあちこち僻地を旅行しては、少数民族言語の調査をしているようである。どうもそのかかれぶりからすると、本人は、論文をせっせと書くことよりも、調査自体が好きなようだ。

略歴によれば、著者はもう60歳のはずである。そろそろ身を落ち着けて、次の著作も出して欲しい。

本書は、トルコ東部の言語事情や、民俗抑圧政策の実情だけではなく、言語学のみならず、民俗学のフィールドワークの事例であり、紀行文であり、スパイ小説のようなスリルがある。これまで5回は読み直しただろうか。何度読んでも面白い。

「存在しない人々」の声を聴け  (2003-09-08)
「æ-¥æœ¬ã«ãŠã'るトルコå¹'」だそうで、今å¹'はトルコの「過去の栄å...‰ã€ã«è§¦ã‚Œã‚‹æ©Ÿä¼šãŒå¤šã„。ã-かã-湾岸戦争後の現在、トルコの「現在のé-‡ã€ã‚'知る人は多い。国å†...にå°'数æ°'æ-ã¯å­˜åœ¨ã-ないとå...¬è¨€ã-、その存在ã-ないはずの人ã€...(主とã-てクルド人)に対ã-て執æ‹-な弾圧、迫害ã‚'くりè¿"ã-ているトルコæ"¿åºœã€‚国際æ"¿æ²»å­¦è€...たちはそういう矛盾ã‚'われわれに教えてくれた。

が、ã"の本の筆è€...は言語学è€...。現地調査の過程で、クルディスタンとå'¼ã°ã‚Œã‚‹åœ°åŸŸã«ä½ã‚"でいるのがクルド人だã'でないã"とã‚'すぐに察知する。トルコが数多くのå°'数æ°'æ-ãŒç¾¤å±...するモザイク国家であるã"とも見えてくる。そã-てかれのæ'»å‹•ã‚'怪ã-む現地官憲とのかã'ひき(筆è€...の勇æ°-と機転に脱帽)。

みずからの属するæ°'æ-ã®åã•えおおやã'にできない人ã!€...の苦悩の声、差別するå'のトルコ人の誤解に満ちた発言(ã"れは国æ°'にウソã‚'教える教育の成果だ)は、にわかには信じられないほど衝æ'ƒçš„。トルコæ"¿åºœç¦æ-­ã®ä¸€å†Šã€‚

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