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俵 万智

新潮社

グループ:Book

ランキング:11985

価格:¥ 693

発売日:2004-09

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カスタマーレビュー

言語感覚=ものを見る目  (2008-08-09)
心の筋肉も固くなる!?

子どもの言葉がそのまま詩になるのは、心が限りなく柔軟だから。
いつも柔らかな心でいるために短歌を創ろう。

日常のささやかな感動を切り取って三十一文字で表す。

学生時代までは短歌のよさがわからなかった。
三十一文字定型という非常に限定された世界に不自由さを感じた。

でも、限られている中での表現はそれだけ集中度が高くなり言語感覚は研ぎ澄まされる。

「も」にするか「は」にするか。たった一文字で新鮮さも迫力も違ってくる。

本書は、短歌創作だけでなく、言語感覚を磨くための示唆に富んでいる。
言語感覚を磨くとは、日常の中でものの本質を見据え、捉える力でもある。

言葉っておもしろいですね。  (2005-08-18)
何気なく浮かんでくるフレーズを並べただけでは、訴える力が弱いと言うことが、文法や名詞・形容詞を交えてわかりやすくまとめられています。
実際に投稿された短歌の一文字を変えるだけで、印象や意味がこんなに変わるんだとびっくりしました。
「人に伝えるために」ということを考えながら短歌を作りたくなる本ですね。

詩や歌を作るための「うらわざ」「技術」  (2005-04-02)
 書店でタイトルと著者の名前に惹かれて手にした本書の帯には「一文字の力 表現のうらわざ 『言葉の技術』教えます」と大書されていました。詩や歌を作るための「うらわざ」や「技術」を正面切って取り上げた本は、かなり珍しいのではないかと思います。
 優れた歌人である著者は、短歌の添削という作業を通して「表現のうらわざ」「言葉の技術」を、分かりやすく提示してくれています。具体的には、助詞や副詞、形容詞を使うときの注意点や句切れや語順のことなど、まさに、「うらわざ」「技術」というに相応しいポイントが扱われています。

短歌を作りたくなる  (2005-03-15)
 まず、目次そのものが、短歌を作るときのコツになっている。
一度、とにかく短歌を一首作ってみて、推こうの観点にするのもよい。
 各章は、実践編(一般投稿者の短歌を俵さんが添削)と鑑賞コースの二本立てになっている。
 具体例で、言葉の技術が示されるので、「うーん、確かに。」と唸ってしまう。
 また、この短歌の技術は、散文を書くときにも参考になる。

気持ち込め 三十一文字に 託しても 足りない言葉 あふれる思い  (2004-12-12)
指南書!と、かしこまらなくても読み物としても充分楽しめる。
「副詞には頼らないでおこう」
「主観的な形容詞は避けよう」
など、ここには「短歌」だけでなく、何かを言葉で表現しようとするときのヒントがある。

例えば、“しばらく”、“ゆっくり”などの副詞はとても手軽で、ある一定のイメージを読み手に与える。しかし、この「一定の」イメージこそが表現の敵なのだと教えてくれる。
また、“愛しい”とか“寂しい”という言葉、口にしたとたんに、嘘くさく感じられることはないだろうか?もしくは、その言葉では足りない、言い表せない、というもどかしさを感じたことは?

言葉と感情の間は常に温度差をはらんでいる。その温度をいかに伝えるか?それこそが表現の醍醐味なのだ、ということがじわじわと(これがいけないんですね!)伝わってくる。
各章に実例として挙げられている、有名・無名の歌も効果的。

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