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新潮社
グループ:Book
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ポイント:12 pt
発売日:2007-06
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カスタマーレビュー ![]()
「日本人は求められた以上のことを試そうとしない」にドキッとした
(2008-03-27)
オシム本はつい読んでしまう。著書ということになっているが、内容・文体からしてインタビューをまとめたものと思われる。まあ、口述本というのも沢山あることだし、訳者があげてあるだけ『セブンイヤーズ・イン・ジャパン』に比べればましだ。
内容はオシムのインタビューに普段から注目していれば、予想できる範囲だった。
・日本のサッカーは「日本のサッカー」を目指すべきで、他の強豪のマネをしても仕方ない。
・スタープレーヤーを集めても良いチームは出来ない。
・ジャーナリストもプロフェッショナルであれ。
などなど。その中に、一つ気になる言葉があった。それは、
・日本人は求められた以上のことを試そうとしない
という一文だ。確かに、日本以外では仕事が出来てなくても時間が来れば帰ってしまうとか、日本人の仕事に対する責任感はよく言われる。しかし、それは求められたことであって、それ以上に口を出すのは避ける傾向があると指摘されれば、そうだと思う。一般論ではなく、自分自身もその傾向が強いと感じている。もちろん、バランスの問題なのだが、これからは、自分の心地よいバランスより一歩踏み込むように努力してみよう。
真っ当なサッカー論
(2007-10-16)
インタビュー等を通して知るオシムさんの言葉の意味するところが良く分かる。
本当にサッカーのことを理解している指導者なんだと実感しました。
代表監督就任依頼「走る」という言葉だけが一人強調されているようですが、サッカーのトレンドがスピード化にある
いる以上、より走ることが要求されるのは当然のことだと理解しました。 代表選手に望むものは「頭脳」とは、試合の中
での的確な状況判断・決断と行動等が要求されるわけですから、本当にまとうなことを言っているのだ思いました。
インタビューで哲学的とも思える表現が目立ちますが、現状を見据えた現実主義者であることが分かります。
日本のジャーナリズムにもプロとしてのスキルを求める苦言もあり、僕もそう思います。
日本はすでに国際化で充分成功したでしょう。 海外に目が行き過ぎて逆に日本の良さが分かっていないのでは、
これからは日本人の身体能力に合わせた日本のサッカーを目指すべきというのは至極当然のような気がします。
インタビューでは分からないオシム氏のサッカー感・哲学が分かる本です。
テレビの会見だけではオシムは理解しきれませんね?
(2007-09-13)
この本では普段、オシム監督が会見では言わない心の奥にある提言や日本人観があますことなく書き綴られています。
人によってはその提言の部分は批判や言い訳にさえ思うかもしれませんが日本を愛するオシム監督のひとつひとつは日本人の持つ特性をよく理解していて「なるほどなぁ〜」っと読んでいてハッとさせられます。
日本人より日本人のことを理解しているのかもしれないし
世界を知っている人物だからこそ日本人の伸ばすべき長所やダメな短所を知っているのだと思う。
サッカーが好きな人、日本代表やJリーグを応援する人には一読すると
また違った見方でサッカーを見られるのではないでしょうか?
オシム監督のサッカー観が分かります
(2007-09-08)
オシム監督が「サッカー」というスポーツをどのように考えているかが分かりました。
日本におけるサッカーをとりまく環境についてよく観察していると思いました。
サポーター、ジャーナリストを含めたレベルアップが必要だと感じました。
特にサッカージャーナリストのプロフェッショナル化の必要性は早急だと思います。
オシム監督の考えを理解するのに役立つ一冊です。
こっちが本当のオシム
(2007-09-03)
テレビの記者会見などでは、分かったような分からないような煙に巻く物言いが断片的に取り上げられますが、あれはおそらく「ジャーナリズムに従事している者ならば、子どものような質問を私にしないでほしい(p.171)」という意思表示であって、本書に書いていることは誰でもわかる筋の通った話ばかりです。このなかで強調されている考え方をごく単純化すれば、「運の要素を無視しないで、徹底して現実主義、客観主義を貫く」ということになるでしょうか。「もしミスをしない人間ならば、サッカーなどやめた方がいい。あるいは、教会に行ってくれ。そうすれば、神に仕える聖職者になれるだろう。(p.111)」「人間はできる限り客観的になる必要があるのだ。楽観主義や悲観主義、どんな方向であれ、一つの陶酔感が支配したときは危険なものだ(p.87)」。これを読むと、いつものコメンテーターのコメントがさらに薄っぺら聞こえてきます。

