アイテム詳細
新潮社
グループ:Book
ランキング:350443
価格:¥ 1,890
ポイント:18 pt
発売日:2006-04-25
通常24時間以内に発送
このページのURLは
http://www.shikencho.com/shop/asin/Books/4104607029/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
カスタマーレビュー ![]()
山風よりスケールが大きいがデティールが未熟
(2008-05-08)
モスラや大蛸のような巨大怪獣や、
怪人蠍男もオスカル様も、なんでも有りの妖術大戦の話だが、
敵が朝鮮妖術師なので、朝鮮の歴史の説明が退屈だが、
日本史のトピックの陰には、朝鮮の陰謀があったという、
この作者の朝鮮陰謀史観がデラ面白い。
日本史の実在人物のあいつもこいつも、
実は朝鮮の工作員という話。
朝鮮の妖術師や妖怪に対抗するのは、柳生友景。
柳生石舟斎宗厳の妹の息子である。
柳生十兵衛から見ると父の従兄弟に当たる。
で、この友景が新陰流の使い手としても一流だが、
安部清明、加藤保憲クラスの陰陽師でもあるので、
主人公が強すぎて、どうやって危機を乗り越えるかのカタルシスは少ない。
読みどころは、ぶっとんだ史観と、なんでも有りの朝鮮妖術ですな。
どんな妖怪や怪人や怪獣が出てこようとも、
霊的に強い怨霊を味方にし、必殺のアイテムを貰うとかして、
友景は勝ち続ける。
知恵ではなくて、どの怨霊を呼び出すかの知識の戦いですな。
戦略面は山田風太郎より凄いが、
戦術のデティール、個々の戦闘シーンは芸が少ない。
山田風太郎が生物学ハードSF伝奇とするなら、
荒山徹はホラーファンタジィ伝奇というところか。
マイケル・ムアコック のヒロイックファンタジーに近い気がする。
色白の美青年の友景はエルリックみたいw
ますます好調の荒山徹
(2006-06-27)
山風忍法帖の唯一正統なる後継者荒山徹の待ちに待った最新刊!
今回も凄いです、まさしく荒唐無稽やりたい放題で期待を裏切りません!
いつもの山田風太郎や隆慶一郎、柴田錬三郎や五味康祐(必読の最高傑作「柳生武芸帳」が文庫で復刊されましたね!)テイスト満載に加えて今回はあの特撮映画やあの国民的大ヒット舞台歌劇にまで目配せが及んで(読みながら吹き出す「笑い」の要素も導入)ますます山風に近づいたか!今回も読みのがしなく!そして次作もますます期待!
残念
(2006-05-11)
柳生友景が主役ということで期待して読んだのですが、
主役があまりにもスーパーヒーローの上、妖術・霊力・魔族と
何でもありで、かえって緊迫感がそがれてしまっています。
この作者の歴史観にもついていけなくなってきました・・・。
これまでの作品は好きなのですが、ちょっと方向性が違ってきて
いるようで残念です。
まさにやりたい放題
(2006-04-26)
「…荒山徹、おそろしい子!」
というのが、この「柳生雨月抄」の感想でアリマス。
もう当方大喜び。
前からそうでしたけど、荒山先生は、
"朝鮮妖術"とか"朝鮮忍術"って言えば、
何やってもいいと思ってるんじゃないでしょうか。
だとすれば、その通りなのでもっとやってください。
また、荒山先生の解釈に従えば、
柳生新陰流は殆ど北斗神拳ばりの無敵剣術で砂。
おまけに、今回は剣豪陰陽師の友景が主役なんで尚更でアリマス。
そのうち、冗談抜きで「柳生琉剣」とか出かねない勢いですよ?
そして、出たぞ荒山先生の俺俺俺俺俺柳生が!
つか、それはもしかしてフランス柳生への布石ですかひょっとして?
それとも荒山小説の宝塚歌劇化希望ってことなんでしょうか?
荒山先生の夢は何処まで広がるのかなあ。
また、今回、更に禁断の領域(エリア)へ踏み込んだ荒山先生。
平たく言えば「…東宝系?」って感じで。
次は東映か円谷か…。
で、最後に、これだけやっといて、
うまいこと史実オチをつけちゃうトコがまた心憎いで砂。
そこらのラノベよりよっぽど無茶苦茶やってるのに、
ここらの辻褄合わせの妙が、荒山小説をして
「歴史小説」と言い張る力になってるのかなあ、とか思ったり。
ちなみに、既に荒山小説を読まれた御仁であれば、
短編集か長編か、というトコがお気にかかる向きもあるでしょうから、
その辺については「連続した短編によって構成された長編」という
トコで アリマス。
ともあれ、荒山心技体であるところの
「朝鮮・柳生・妖術」が堪能したい方には
オススメできる一冊であります。
ただ、問題があるとすれば、「柳生薔薇剣」に
この物語の「その後」が書かれてあるので、
未読の方ならば、「柳生薔薇剣」は後で読んだ方がいいと
思われます。

