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野口 悠紀雄

新潮社

グループ:Book

ランキング:290836

価格:¥ 1,260

ポイント:12 pt

発売日:2004-10-15

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カスタマーレビュー

「超」年金問題提議の本  (2006-08-29)
 週刊誌に連載されていた人気コラムをまとめた内容だけあって、読みやすいが一冊のまとまりに欠ける。第1部は表題通り超高齢化社会における引退後の人生について、江戸時代の武士や町人の生活を引き合いに出しながら、趣味における自己実現を目指すことを説く。ただ、ここに引用される豊かな町人と寂しい武士という対比は例が少なすぎて適切とは言い切れないと思う。大多数は「優雅な隠居生活」どころか、食うや食わずだったと想像するが…

 そして第2部は年金制度の不備(はっきり言うと失敗)によってツケを負わされる国民の暗〜い未来を数値を使って実証している。こちらは第1部と違って野口先生の得意分野だから、説得力がある。そもそも年金と税は同じ所轄官庁で徴収したほうがいいのに、役所の縦割りの都合でわざわざ国民(納税者)に不便なものとなっている、等々の論は素人にはうなずけるものだろう。そして未納者のツケは全部(100%徴収可能な)サラリーマンに回ってくる、というくだりにくると読者の怒りも頂点に達するであろう。民主党などはこの点についてわかりやすく政策論議のトップに持ってくれば、サラリーマン票を稼ぐことができると思うが…

 しかしサラリーマンがその枷を逃れるには個人事業主として会社と再契約するのが最良という結論を聞くと、絶望する諸氏も多いのでは。なにしろ引き止められればいいが、契約されなかったら体のいいリストラに遭うのだ。

リタイヤ術のところまではよかったです  (2005-10-24)
充実した自分の人生をホントウに歩むことが
できる、前向きな人生のリタイヤ術。

歴史上の人物を引き合いに、いかに充実した生き方が
人生の後半に可能なのか、対照的に、江戸時代元禄の
武士階級は、いかに、ダメだったか(サラリーマンのリタイヤ
と重ねて説いています)、を、逸話や資料を紹介しながら、
読みやすい文章で説いていく。そのくだりまではOKです。

でも、途中で、年金問題を斬る!に、テーマが変わって、
サザエさん一家をシミュレータにして、来るべき日本の典型的
な家族の崩壊を説明すると同時に、年金制度の崩壊と、
それを逃れる個人個人の自己責任での老後資金の捻出方法で
幕を閉じます。

年金の話が大部分ですが、これは別の本にしてほしかったです。
リタイヤを巡る、碩学野口先生の話がもっと聞きたかったです。

死ぬまで働くのか  (2005-08-28)
文化はリタイアした人たちから生まれるのである。
日本人が勤勉であると言うのは嘘であり、戦前の会社では管理職になると10時ごろに出勤し午後6時にはさっさと帰宅していたのである。
江戸時代の武士達も一勤三休が勤務ローテーションであり暇をもてあましていたのである。
リタイアして自分の好きなことをやるのが望ましいが、残念ながら今の日本には働かずには食べていけない。それを補填するのが家族相互扶養制度と年金であるのだが、家族制度は崩壊し、年金は社会保険庁のでたらめな仕事によりそれもかなわない、不幸な時代である。

こんな年金制度はぶっ潰そう!  (2005-01-19)
社会保険庁の数々の不正、不始末。しかし最大の裏切りは真面目に保険料を支払ってきた給与所得者に「保険料だけ払って、生涯、年金なし」という事態をもたらしたこと。

大学の一般教養の授業で学んでもらいたい内容。  (2005-01-03)
 この本は、二部構成になっています。前半が、タイトルどおり
のリタイア術について。後半が年金問題・サラリーマン法人・独
立、起業についてです。前半は、江戸時代の農民・商人のライフ
スタイルが組織人の武士と比べて、いかに充実していたかが述べ
られています。この本のメインは、ここではなく後半にあります。
年金問題→サラリーマン法人→自分のことは自分で決められる生
き方、の部分です。この本の内容を是非、大学の一般教養の授業
で必須科目にしてもらいたいと思います。自分の生き方、ライフ
ワーク、税金、年金、起業と、自分のことは自分で決められる、
処理できる人間に若い大学生時代に気がついてもらいたいからです。

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