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小学館
グループ:Book
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価格:¥ 1,575
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発売日:2005-12
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カスタマーレビュー ![]()
情報社会における教育
(2008-05-25)
単なるIT教育の本とは一線を画する内容。きっちりと情報科学の文献が調べられており、現場での試行錯誤だけではない思想的深みを感じる。メディア漬けにされている子供には身体感覚を取り戻すことが必要という主張をしつつも教育ソフトウェアの研究をしているという矛盾からこそ素晴らしい教育が生み出されてくるのかもしれない。
自分の子供が「一線を越えない」ために
(2006-09-03)
2004年に佐世保市で、小学六年生の女児が同級生を殺害した事件等の問題意識から、「最後の一線を越えてしまう子と、踏みとどまる子とどう違うのか。」という難問に、日本のコンピュータ教育のパイオニアの一人でもある著者が正面から取り組んだ、すごい力作。
刺激的かつ、心に響く、また従来の教育に関する一般的な考えを打ち破る論点が次々と示されていく。
「日本では創造力を忘れさせる、あるいは創造性を消し去る訓練をするのが、教育」
「人間はネットワーク環境下ではとんでもなく感情移入をしやすい状態になる(ことが、既に60年代には発見されていたのに、何も手が打たれなかった)」
「学校と教育は、もともと別物」とか、「心は体のように、少しづつ発達するのではない(ある瞬間に爆発的に伸びる)」
「(先生だけではなく)道具が、子供達に学びを連れてくる」
とか、枚挙に暇が無い。これらの論点が、多様な事例(著者自身の事例や、海外での事例等)と合わせて、どんどん展開されていくのは、圧巻。また、名前は有名(でも、私は知らなかった)ガードナーの「MI理論(知能の多重性理論)」について、本書で簡単にまとめてあったのも大変良かった。
小学生以下の子供を持つ親は、自分の子供が「一線を越え」ないように、例え全ての論点に納得・賛成しなくても、一読の価値がある良書だと思うので、☆5つ。特に本の最後に結んである、「ITを与える保護者と先生のための3か条」は必見。
目からうろこです
(2006-04-19)
教師をしています。コンピューターが子どもたちにもたらす影響が良い面、悪い面ともに書かれており、単なる精神論ではなく、子どもたちの成長過程、発達段階に関する科学的な根拠もたくさん出ているので、読んでいて納得する部分が多かったです。様々な分野、視点からインターネットになぜ子どもが熱中してしまい、また問題を引き起こすのか、どうやってネットと付き合っていくべきか、利用すべきか。表面だけの話ではなく本書によって深く考える機会を与えられました。
真のIT教育だが、まるで宗教教育のような深さ
(2005-12-20)
佐世保事件については私も同じ考えです。その後、小西行郎さん(小児科医)など専門家が本気で取り組んで下さるようになったので、関心は依然として持っています。
11年後の正11角形の話は私も事あるごとに学生などに使わせていただいています。Logoを走らせながらPCの前で子供が”祈らざるを得ない教育”は、私の知る限り戸塚さんのロゴ教育しかありません。祈らざるを得ない状況と、それがかなった体験だから、一生忘れないのだと思います。
あの名著の後日談として読めました
(2005-12-20)
本書の冒頭部分や前半部のインターネット教育批判などを読んで最初は少し危惧いたしました。日本のコンピュータ教育のパイオニアである戸塚氏が回心を起こされたのだろうかと。
何かの「旗手」と言われた人が、あるとき手のひらを返したように批判者サイドに回るということが少なくありませんが、私は簡単に回心する人を信用しません。
しかしながら、本書を通読して安心しました。
本書を名著『クンクン市のえりちゃんとロゴくん』(Learning With Eri)の後日譚として読むことができたからです。教育に情熱を燃やしてきた戸塚氏の変わらぬお姿がそこにありました。
「10才の誕生日を過ぎるまでは・・・」に始まる子どもたちにネットを与える時のお母さん方と教師たちに対する3つのご提言、なかなか一律にはいかないとは思いますが、含蓄は感じます。
教育とは手作りであるということは『クンクン市のえりちゃんとロゴくん』でも語られていたことです。この3つの一般則が一人歩きしないことを願っております。それはその提唱者である戸塚氏の義務でもあると思います。

