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小学館
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発売日:2006-04-01
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評伝は仮説ありき
(2006-07-30)
作者は「あとがき」で平岩米吉の著書との出会いについて語っている。そのくだりで既存の類書に感じていた不満が以下のように述べられている。
「それまで犬に関する本は何冊も読んでいたが、どれも消化不良にも似た読後感に陥ることが多かった。どんなに評判の良い本であっても、「本当に知りたいのは、もっとほかのことなのに」という思いが残ってしまうのだ」
この言葉は、私が本書「愛犬王 平岩米吉伝」に感じた思いをも代弁している。“消化不良”と言うよりは“食い足りなさ”だろうか。平岩米吉は風評通りの「犬好きの奇人研究者」だったのか否か?生い立ち、履歴を辿っただけでは、その人物像は見えてこない。作者の中に、「平岩米吉とはこういう人物だったのではないだろうか」という仮説が欠けている気がする。少なくとも読者には提示されていない。仮説とは、その人物に対する好奇心や、作者の想像力を示すものでもあるはずだ。丹念な取材の記録的価値は評価したいが、やはり仮説ありき、取材とは仮説の検証なのだと思う。
米吉の乳母の姓「廣瀬」が一部「広瀬」になっていたり、「過言ではない」という表現が5、6箇所出てきたり、「その後すぐに、ほかの著作もすぐに取り寄せて読んだ」といった表現の重なりがあったり、こうした校正の甘さは編集の問題だろう。揚げ足取りではない。せっかく平岩米吉という面白い素材を掘り起こしたのだから、丁寧な仕上げで世に送り出してもらいたかったという読者の思いである。
まさに愛犬王!
(2006-06-06)
愛犬王という迫力のあるタイトルに惹かれて犬好きな私は伝記だという事も知らず読みはじめました。
第一章から平岩米吉氏がどんなに魅力的な人で、どれほど動物を愛していたか(特に犬科)が様々なエピソードと共に紹介されています
まるでドキュメンタリーの映像を見ているかの様に文章中のエピソードが想像できます。
読みながら思わず声を出してつっこんでしまったり号泣してしまったり・・
犬を飼った事がある人、動物好きの人、また伝記が嫌いだった人、ただの読書好きな人、様々な人に納得して読破していただけると思います
犬がすべて
(2006-06-02)
愛犬をフィラリアで亡くしフィラリア撲滅のために尽力したり、
動物虐待防止会を設立したり、戦争中でもとにかく犬!
自分は犬好きと思っている方はぜひ読まれたらいかがでしょう。
こんなに犬が好きな人に飼われた犬達はたとえ短い命だったとしても幸せだと思いました。

