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小学館
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カスタマーレビュー ![]()
なぜか泣きそうになった短歌評論
(2007-12-29)
短歌を定型意識、韻律感覚、語彙の選択、修辞力、歴史観、社会観を超えて、「実存の輝き」として捉えていく読みには、とても説得力を感じました。もちろん、その前提としての「定型意識・韻律感覚・語彙の選択・修辞・歴史観・社会観」からの短歌の分析も忘れていません。非常にリアルで肌触りがありました。確かに後半にかけて、情熱がほとばしるあまり、難解な言い回しも出てきますが、決して「語りたいこと」がないのに無理矢理に語っているような空回り感はありません。「語りたくて仕方ない」という感覚が伝わってきたので、私はこの一冊を読んで、よかったと思いました。
特に最終章「世界を覆す呪文を求めて」は、「世界の気味悪さ」を感じたことがある人なら、共感するところが大きいと思います。「世界の気味悪さ」から始まって、自己肯定していく過程を、圧倒的な語彙力で書ききっています。思わず私は涙ぐみました。
これもグレート
(2007-08-17)
最近急速にほむらさん本を集めている私です。
短歌自体まったく鑑賞すらしていなかったのですが、とうとう手紙魔まみからこちらの本へ、そしてこの一冊がきっかけで
岩崎書店の短歌シリーズにも手を出してしまいました。
ほむらさんの短歌についての解説(主に第三章)は本当にわかりやすい。おもしろい。ショッキングな見出しで引っ張り、なるへそ!と思わされる考察・・。
正直短歌やエッセイよりもこの解説のほうが面白いのでは・・と感じました。最近は新聞の短歌欄も欠かさずチェックするようになり、これ以上インドアになってもこまるのですが・・まあいいや
ネットで見ると、この本はわかりにくいとされる人も半分くらいいるのですね。門外漢の私が難なく読めたあたり、テクニックより心に重点をおいた本であること、またその「心」がきわめて世代に左右されるものではないか、場合によってはあの自意識過剰さの持分でわかりやすさが決まるのではないかという気がします。
また、第二章かな、猫又のメールのやり取りのあたりは同じだけど短歌はプロに聞けを読んだほうが充実してますね。
とにかく、教科書でしか見なかった短歌を新しい楽しみとして感じられることが素直にうれしい一冊です。
でも、表紙の絵はちょっと・・ふるいCGっぽいし微妙よ〜
次は80年代少女マンガについてかたるほむらさん希望!
難解
(2005-10-12)
帯に「短歌入門」とありますが、短歌入門書としては
かなり難解で、中級者、上級者向きではないかと思いました。
表現も抽象的で、わかりにくい部分があります。
穂村さんの短歌への情熱は伝わってくるのですが
例として挙げられる作品も、初心者が理解するには
高度で、じゃあ実際自分で短歌を作るにはどうしたら
いいかは、この本からはあまり学べないと思いました。
穂村弘の短歌への情熱がほとばしる一冊。
(2004-05-15)
初心者には少し難解な部分はあるものの、
ぐいぐいと短歌の世界へ引き込んでくれる勢いがこの本にはある。
特に第三章「構造図」は素晴らしい。
現代を代表する、たくさんの作品が、
穂村弘の熱い視点で語られている。
尊敬してやまない早坂類の作品に、
最初に出会ったのはこの本だった。
いまではスター歌人となった穂村弘が、
どんな思いを抱き、短歌を書きはじめたのか、
その原点を知ることのできる本でもある。
わたしは、この本を読んだのをきっかけに、
空から降ってくるように短歌が書けるようになった。
そして、短歌は、わたしの救いになった。
「本気」で短歌に取り組みたいと思っている人には、
必読の短歌入門書と言っていいだろう。

