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萩尾 望都

小学館

グループ:Book

ランキング:26323

価格:¥ 590

発売日:1994-11

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カスタマーレビュー

ファンなら絶対、「パーフェクト・セレクション」で読むべき!  (2008-12-22)
『11人いる!』は、わが国初の本格的なSF少女マンガであると同時に、1976年に『ポーの一族』と並んで小学館漫画賞を受賞した作品です。
このとき選考委員だった小松左京は、小学館文庫(1976年旧版)の解説に、「これは、私たちSF書きが見ても高い点がつけられる。アイデア、ストーリーともに、賞となるSFマンガです。」と記しています。
30年以上前の作品ですが、今読んでも少しも古びた感じがなく、その作品世界を充分堪能できるSFマンガの傑作です。

ただ、文庫本は絵が小さく、またカラー扉・カラーページが再現されていません。ファンなら絶対、絵が大きくてカラー扉・カラーページが再現されている、昨年発売された「パーフェクト・セレクション」版で読むべきでしょう。

なかなかの傑作  (2008-01-14)
前半の本編は実に秀逸です。今読むと設定や絵に多少の古くささを感じるのは否めませんが、傑作と呼ぶに値するでしょう。

後半に収録されている「続」の方はついていけませんでした。私としては蛇足と思いますね、ちょっと。

旧き良き時代の古典SFの味  (2007-10-09)
萩尾望都といえば『ポーの一族』等の代表作があり永遠の名作だが、あえてここは『11人いる!』の方を薦めておこうと思う。

SF好きの萩尾氏が宇宙を舞台に描いた本格的なSF作品のひとつである。


エリートのみが入学を許される宇宙大学への入学試験。
その最終試験に10人一組のグループが結成され、それぞれの試験会場へと振り分けられた。
主人公、タダトス・レーンの振り分けられたクラスは宇宙船白号で53日間を過ごすことを課題に出される。
――だが、白号にたどり着いた彼らは11人。
出発時には間違いなく10人だったのに、一人増えていた。

誰が11人目かという疑心暗鬼を胸に彼らは集団生活をはじめる。だが、次々に襲い掛かるトラブル、事故・争い・受験生を襲うパニック――何処までが試験で何処までが11人目の陰謀なのか?


孤立した宇宙船内で繰り広げられる受験生たちの葛藤と闘い、心の交流。訪れる意外な結末。
緊迫感のあるストーリー展開には息もつかせぬ勢いがある。

とにかく読んでみて欲しい作品である。

巧みな物語構成  (2007-09-23)
作者がSF的設定の中、ミステリ風味を前面に出し、疑心暗鬼のサスペンスで読者の興味を惹き付けながら、同時に友情の美しさを描いた作品。

宇宙大学最終試験の最後の課題は宇宙船での実技試験。宇宙船に乗るテスト生は10人の筈なのに11人いる。 一体誰が何のために加わっているのか ? テスト生が様々な星から来ている全く未知の間柄と言う事もあって、皆疑心暗鬼に襲われる。これは、地球における人種問題を反映したものと言え、作者の風刺性が活きている。そして、犯人捜しに時間を使うどころか次々と襲い掛かる災厄。最初は反目し合っていたテスト生のメンバが次第に協力し合って困難を乗り越える。この物語構成は巧みだと思った。そして、一人加わった者の正体とは ?

巧みな構成で強烈なサスペンス感を読む者に与えると共に、知らない者どうしが協力し合いながら友情を深めて行く過程を描いたSFミステリ漫画の傑作。

不朽の名作  (2007-01-27)
「11人いる!」「続11人いる!」そしてオマケマンガが収録されています。

「11人いる!」がミステリー風味でラストが希望にあふれた物であったのに対し、
「続」の方は政変によってメンバーに死者が出るなど暗い展開です。

正編のラストからは「若者達の前には限りない未来がある」というイメージを、
続編の方からは「いつまでも子供ではいられない」というイメージを受けました。

ですがどちらも「若者達よ成長せよ!」という強いメッセージが込められていると思います。

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