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小学館
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価格:¥ 509
発売日:1995-09
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カスタマーレビュー ![]()
眠い
(2005-09-23)
いつ面白くなるんだ、これ?
現実に対して物語が出来ること
(2004-11-06)
舞台をドュッセルドルフからハイデルベルクへ移しての「Monster」第2巻。
この巻では一連の事件の首謀者のことを「絶対悪」という表現で形容しています。それも双子の妹によって。
「絶対悪」という言葉の悲しい力強さに思いを寄せざるをえません。ニーチェ哲学以降、この世に絶対というものがどうやらないらしいということに人類は薄々気づき始めましたが、それでも一方でやはり人智が及ばないような、そして決して揺らぐことのない絶対値をこの世のどこかに探している私たちがいます。その私たちの前にこの壮大な物語が差し出して見せようとしているのは、<絶対的に邪悪な存在>だというのです。絶望的な物語の到来を示唆する、果てしない闇を予告する、ささくれ立った言葉。心にざらつきを感じないではいられません。
思えばこの物語が編まれた10年前、大阪教育大付属小学校の事件も、世田谷や福岡の一家惨殺事件もまだ近未来の出来事でした。しかしこの物語で描かれる事件は、まさにそのような仮借なき殺人です。現実が物語を飛び越えたかのような時代に自分たちが今生きていることを改めて感じ、眩暈すら覚えます。
そんな風に現実が既に追い越してしまったようなこの物語ですが、この第2巻ではその現実を決然と方向づけようとするかのような姿勢が見られます。
というのも、この第2巻の末尾には傭兵隊長とミャンマーの少女との物語が一見唐突に登場するのですが、この二人の物語が私たちに無骨なまでに直接的な形で示してみせるのは、人間への信頼が死に絶えてはいないことの証しです。このシークエンスでの物語展開は愚直ともいえる形で描かれていますが、愚かに見えるほどに真っ直ぐ生きることこそが大切であることを訴えかけているように思えてなりません。そしてこの第2巻の幕切れに涙腺が緩まないではいられませんでした。
おもしろい
(2004-04-22)
今まで、ほんわかとしたストーリーを書いていた浦沢直樹さんが、今度の話では殺人犯が主人公のミステリーである。
ネタバレあり
(2002-10-03)
全く漫画の本筋とは関係ないと思うけど、テンマが銃の撃ち方を
習いに行った先の、先生と先生が殺した人の娘が仲良くなるとい
う話に目頭が熱くなった。
でもよくよく考えると、本当は娘が敵討ちをしても良いような話
なんだけど。そう見せてしまえるのが浦沢直樹の力かなと思う。
他にも、魅力的なキャラが多数出てきておもしろい。YAWARAを
彷彿させるような妹、ヨハンの子供時代を語る目の見えない老
人、殺されてしまった新聞記者とキャラが魅力的なので、全く
飽きずに一気に読める。ストーリーがおもしろいというのとは
ちょっと違う気がするけど。
人間って残酷
(2002-02-27)
医者は人を助けるために存在する、というその考え方は、間違っているのでしょうか?純粋に人を助けたいという気持ちを持っている人間は、出世できないのでしょうか?Monsterを読んでいると、正義が何であるのか、わからなくなってきます。自分に逆らった人間を排斥する姿は、まるで私がつい最近まで働いていた会社のようで、思わず感情移入して読んでしまいました。テンマがある少年の手術をきっかけに医者の本分を取り戻したことにより物語の恐怖が始まってしまったわけですが、でも、彼は間違ったことはなんらしていないと思います。社会が、周囲の人たちが正義を捻じ曲げてしまっている。
彼が苦しみから解放されるのを早く見たくて、ついつい読みふけってしまいました。人間とは何か、ということも考えさせられる逸品だと思います。

