Amazon - shikencho

アイテム詳細

石田 衣良

集英社

グループ:Book

ランキング:74435

価格:¥ 1,470

ポイント:14 pt

発売日:2008-03

通常24時間以内に発送

このページのURLは
http://www.shikencho.com/shop/asin/Books/4087712249/

この商品を買った人はこんな商品も買っています。

夜の桃

夜を守る

石田衣良の白黒つけます!!

親指の恋人

娼年

カスタマーレビュー

美しい性と死の物語  (2008-09-13)
「娼年」が最初から最後まで楽しんで読めるとすれば、この「逝年」は全体的に悲しい雰囲気が漂うが、全体を通して透明感のある文体と、全ての女性を温かく受け入れるリョウに癒される部分は健在。
「娼年」と同様、あっという間に読んでしまうストーリーの面白さだった。
しかし、「娼年」を読んでからの方が楽しめると思う部分が多く、いきなり「逝年」を読むよりは「娼年」を先に読む方が良いと思った。

ナンバーワンコールボーイのリョウは、前作と比べものにならないほどプロの娼夫として成長し、仲間とともに立派にクラブを再建していく。
クラブには新しいメンバーが加わり、経営も軌道に乗ったと思われる頃、オーナーの御堂静香が医療刑務所から帰ってくるが、彼女の体調は悪化していた・・
御堂静香が日に日に弱って死に近づいていくあたりは、とてもリアルな表現のため、病気で亡くなった近親者を思い出しかなり辛い気分になった。
リョウと御堂静香が、彼女の死を目前として結ばれるところも感動的だった。
彼女は死後もリョウの心の中に生き続け、リョウは娼夫としてさらなる成長を遂げる・・ラストのあたりは胸にしみた。

このシリーズはこれで完結編のようで残念。
もっと成長したリョウと、この後のクラブ・パッションの話が読みたい気分になった。

「娼年」を超える作品ではない  (2008-07-12)
全ての意味で前作の「娼年」を超える作品ではなかった。
なんだかストーリーが読めてしまう。
著者が石田衣良さんなので辛口の評価にしました。

試行段階  (2008-07-10)
「娼年」の続編ですが、趣はまるで違います。
リョウの成長編として期待した向きにはいささか期待外れの一冊です。
作者もデビュー時期の清廉さから進んで難解なメッセージを発信しようと試みているのが
文章の端々にうかがえます。

それはたぶんセックスを媒体としたモノなのでしょうが、この作品はまだ試験段階の域をでていない気がします。
そのためか説明臭さが鼻につきます。
やっていることはまぎれもなく売春なのですから、女性の内面を探るとか
果てはいっぱしのセラピストのような台詞がリョウの口からしばしば語られるのは
いささか興ざめです。
その手の感情は登場人物からまことしやかに語られるものではなく
あくまで読み手が感じるものであると思うからです。

あと手の込んだロケや高価な小物をつかっている割には
すべてのセックス・シーンがあまりにエロッチックでなさすぎます。
リョウが前作ほど魅力的とは思えない。
テクニックと引き換えに手垢がついちゃったのか.....

とくにオーナーとの『最期のセックス』に至っては
状況を差し引いても人体実験をみているような禍々しさに
おもわず飛ばし読みしてしまいました。
「娼年」では母の前での娘(咲良)とのセックスが今回逆になっていて
それもなんだかなぁという感じです。

「娼年」でリョウがエレベーターで客の老女の手を握るシーンがとても好きで感じた私としては、
このセンスのよい作家がいつか「娼年」を上回る上質なエロスを描いてくれることを期待しています。

既存イメージを維持しつつも・・  (2008-05-25)
I.W.G.Pで一躍名を馳せた著者としては、
こういう性描写の激しい、しかもアブノーマルな物語を取り上げるのはひとつのチャレンジであろう。

主人公はコールボーイとして活躍をする「青年」であり、
その周辺には歪んだ性を持つ者たちが集う。

青年を買う女性たちの気持ち。
様々な対人関係から、一人一人の人間たちを描き出す。

ヘタな青春小説よりも、痛切に人間が感じられる一冊だ。

傑作 '娼年' の完結篇  (2008-05-05)
'娼年' はコールボーイとしてさまざまな女性への奉仕を媒介とする成長小説だった.今度は創設者が医療刑務所に収監されて不在の間に,コールボーイクラブを再建し,やがて創設者が死を目前にして復帰するが結局死んでしまう,という暗い設定の続編,恐らくは完結篇である.'娼年' の持っていた優しさと厳しさはここにも受け継がれているのは見事である.話は創設者の死をクライマックスとしてひたすらに進むが,性愛と死がテーマなので '娼年' とは異なった色彩を帯びるのは当然で,成長小説色も薄いのはやむを得ない.これだけネガティヴな要素の上にこれだけ感動的な物語を構築した著者の力量には,敬服のほかない.無条件推薦としたいが,この作品は単独では理解し難い点があるので,減点.あくまでも '娼年' の続編として読まれたい.

Special Menu

Category Menu