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竹内 淳

講談社

グループ:Book

ランキング:9109

価格:¥ 861

ポイント:8 pt

発売日:2005-03-17

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カスタマーレビュー

数式に翻弄されて、何をやっているかわからなくなったときのオアシスのような本  (2008-11-16)
第1部:E=hν と P=h/λ が 光と電子について成り立つことが発見された経緯、それらと波動の複素関数表示を組み合わせるとシュレーディンガー方程式が導かれることが明快に述べられています。この部分の内容は暗記してしまうとよいと思うほど明快です。  
 量子力学や量子化学の教科書でよくわからなくて先へ進めない人に一読をお勧めします。そのほかにも、テイラー展開も一般の物理数学の教科書より簡単で利用価値があります。残念なのはP=h/λが天下りですが、光子に関する E=(m^2*c^4+p^2*c^2)からきている説明が欲しかったです。著者には相対性理論関係の著書も期待しています。
第3部:井戸型ポテンシャルにシュレーディンガー方程式を適用し、差分方程式に変換しでExcelで解くことがメインです。差分方程式に変換する過程の説明も実に丁寧で、Excelのプログラムが凝っていないのでわかりやすいです。電子のエネルギーをわずかに変えるだけで境界条件から大きく外れてしまうなども自由に体験できます。
第2部は一通り読み興味のある教科書などにつなげることをお勧めします。
 

量子力学に興味ある高校数学は出来る一般人に最適です  (2007-09-09)
標準的な物理科の学生がsakuraiなど量子力学の教科書を読む前に目を通してみると良い本です。啓蒙書に良くある「数式無しでも分かる」という本ではありません。しかし使用する数学は高校生の微積レベル。物理科の学生でなくても高校レベルの数学が有る程度使いこなせれば十分読破出来ます。

分かりやすい  (2007-07-12)
シュレディンガー方程式を自然に導きでして自然に解いていく。大学生の時にこういう本があれば、導入としては最高であっただろうと思います。同じ著者の別の本も読んで見たいと思いました。

自分で計算できるようにしてくれます  (2007-01-10)
何となくわかっても自分で解くのはなんだか億劫だったシュレディンガー方程式が自分で解ける最低限のやり方を伝授してくれる本です。

量子力学入門書としても優れています。原子力についての説明も歴史的エピソードも豊富で、実験中に臨界に達してしまいそうになったのを捨て身で阻止した科学者、(やはり女性だからか)ノーベル賞から洩れた科学者などの裏話が興味深く読めます。

独学で量子力学を勉強する人に最適です。

量子力学理解への道は遠い  (2006-02-12)
本書はシュレディンガー方程式を解くことに的を絞った量子力学の解説書である。
私は量子力学については専門書を手にしたことのない、全くの素人であるが、
シュレディンガー方程式というのがどういうもので、それを解くというのが
どういうことであるかという、事実認識は明確に得ることができた。
しかし、その数学的解法によって量子論の物理的意味合いが理解できたかというと、
そうはいかない。
本書の解説に従って、たとえシュレディンガー方程式が解けたとしても、
量子論の本質に迫ったとは思えないのである。

やはり、本格的に量子論を理解するためには、それなりの専門書を時間をかけて
読む必要があることを痛感した一冊であった。

次はいよいよファインマン物理学にでも手を出そうかと思わせるところに、
本書の意義があるのかもしれない。

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