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講談社
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英語のどんな力を伸ばしたいですか?
(2006-05-13)
英語と一口に言いますが、どんな能力を重視しますか? 英語は言語である。的確なコミュニケーションを目指すなら、この本に書かれた内容のマスターが必須である。単語力や文法、単文の英作文の勉強だけでは無理だ。私は、文法・単語を勉強しても、一向に論文を書ける気がしなかった。英語でまとまった文章を発表するために、何を勉強したら良いのか、途方に暮れていた。私は、英語でのコミュニケーションに必要な能力を重視する。この本はそれに叶った方法を教えてくれる良書である。もちろんここに書かれた内容が身に着いている人には無駄な本ですが。
本書は「英語力の強化なしに、情報を効果的に英語で伝達する力を、短時間で大幅に向上させること」を目的にしている。一見不可能だ。しかし日本語でも、大学卒の文章が必ずしも分かり易くないことを考えれば、逆説的にコミュニケーション技術の重要性が見えてくる。単にNativeだからと有り難がるのではなく、きっちりと理論を身に着ける重要性が見えるだろう。
英語の達人らは、異口同音にロジックの重要性を説く。ギリシャ語など、古典語の勉強ではロジック、レトリック、グラマーが必須だったそうだ。ロジックと聞くと怯んでいた。英語に限らず、学校でロジックなどの文章技術は習っていないため、恐れを感じる。しかし、文章は分かり易さが大事であり、その基礎がロジック等の理論である。一度は勉強しなければいけないこと、なのだ。だから、英語力を上げる前に、まず本書の内容をマスターする必要がある。
本書を読むだけならば、さらっと数日で済むだろう。難しいことは書いていない。目次を見れば分かるだろう。しかし、実践して身に着けるとなると、数日では難しい。それでも、英語でのコミュニケーションのために、最初に学ぶべき内容が解った。貴重な本である。
看板に(多少の)偽りはあるが
(2005-07-31)
優れた本である。己の言いたいことを、他者に向けていかに効果的に文書で伝達するか、を書いたものとして。この本そのものが、著者の言う「コミュニケーション技術」を駆使した見本でもある。言論の国際社会で、日本人の影響力の小ささは経済のプレゼンスの巨大さに比較すると異様でもある。その理由の一半に日本人のインテリが教育課程で「コミュニケーション技術」のトレーニングをうけてないことが挙げられうる。仕方がないので、学校卒業後このような本でそれを再度、学ばなければならない、というわけだ。
だから、「理系・・」とか「英語・・」というタイトルはあまり適切ではないかもしれない。この本のメリットはそれ以外にあるからである。
ターゲットは日本で仕事をしている理系のビジネスマン
(2004-11-02)
この本の狙いとするところは著者の略歴を見れば相当理解できます。「日本電気エレクトロニクスLSI事業部シニアエンジニアで業務の傍ら英語及び日本語のライティング及びディベートについて指導」ということで、日本にいる企業のエンジニアが使うチャンスが多い英語のスタイルについての説明がほとんどです。よって英文自体は難しくは無く、英検二級でも何とか読めるでしょう。ビジネス文書の基本的な書き方の戦略といったところに重点を置いており、この点では、今日では英語も日本語もあまり変わりはないと思います。
実際、面白くない例文の英文を読み飛ばして、日本語を一瞥するだけで、著者の言いたいことはよく理解できます。
私の経験からも、社内や外部でネイティブチェックをかけても、些事な用語の使い方などはチェックしてもらえるが、文章の大枠をどう作るのかはなかなかチェックしてもらえないことが多かった。
内容的に理系のビジネスマンが出会うような例文が豊富であることは評価でき有用だが、まあ日本国内で業務を中心にしている人のレベルくらいで、在外でバリバリ仕事をしている人には物足りないでしょう
タイトルのつけ方を間違えたか?
(2004-07-06)
理系の学生が英語で文章を書かないといけない必要性は切実なものですが、
この本に載っているのはビジネス文書の作成方法だけです。
論文の執筆や、他の研究者とのメールでの議論など、
「理系のため」に本当に必要な情報は、この本にはほとんど載っていません。
“御社の商品何某をご送付ください”などの文例が、はたして科学上の議論に有用でしょうか?
まえがきに「理系のビジネスパーソンや理工系の学生」を対象にしたと書かれていますが、
そのうちの前者しか相手にしておらず、看板に偽りありと言うべきです。
もちろん、英語でビジネス文書を作る必要に迫られた人に役立つ本であることは確実ですが、
それなら『理系のための~』よりも『英語ビジネス文書の書き方』のほうがふさわしい題名でしょう。
シンプルだが効果的
(2004-01-05)
通常のライティング本ではなかなかトピックとなりにくい,文章の組立時という英作文以前の時点でのテクニックを中心に取り上げている.そのため,ネイティブチェックでは見逃されがちな意外なテクニックが紹介されている.
実はこの本で紹介されている技法はわずかである.しかし,その手法を例文を用いて丁寧に紹介しているため,じっくり読めば確実に身につくことだろう.
単語やイディオムを増やすのではなく,文章構成のための道具立てを増やしたい人におすすめだ.

