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講談社
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カスタマーレビュー ![]()
CP対称性が破れているから反物質が無いことの説明
(2008-11-04)
まさにノーベル賞の受賞理由が本人によって解説されています。刊行が1997年ですから、この書籍を企画した編集者の本質を見通した能力に感心しました。解説も丁寧で、歴史のながれ、それに取り組んだ人たち、理論と実験の説明などのバランスがとても良いですね。宇宙が有り、我々人類は存在しているためには、反物質が無いことが重要であることががわかります。反物質がなぜ無いのか、CP対称性が破れているからだと言うことが分かります。第4章がクライマックスかな。数式が多いらしいと聞いていましたが、使われている数学は、三角関数、指数関数の微分と行列の掛け算でしたので、そんなに難しく無かったです。著者は、これから増々お忙しくなるのでしょうけど、学生向けの教科書も書いてほしくなりました。
ノーベル賞受賞増刷!序論だけでも、ぜひ
(2008-11-02)
ビッグバン直後は、電荷が逆であることを除けば性質は粒子と同じ反粒子が、対生成と対消滅を繰り返していたと考えられます。現在、宇宙は物質にあふれていましすが、これは、粒子の方が反粒子よりも10億分の1だけ多かったという対称性の乱れが存在するからだ、というのを小林教授みずから一般読者向けのブルーバックスで説明してくれていたのがこの本。初版1997年で、重版されましたが、さらに受賞を機に3刷がかかったということで、なによりです。
この本、一般向けなんでしょうけど、数式ガンガン出てきますし、難しい。でも、概論中の概論である序論だけでも読むと、いま、世界中で物質の始原を求めた実験が進められていることがわかります。
今年、荷電B中間子と中性B中間子の崩壊でCP対称性の破れが観測されたということで、世の中はキチンと動いているんだ、と感動しています。
ノーベル賞受賞記念ということで
(2008-10-11)
小林誠先生、ノーベル賞受賞、おめでとうございます。
記念に、早速読んでみました。
ブルーバックスだから、わかりやすく書いてあるのかな、と思ったのですが、内容は数式のオンパレードで、難しいです!
テレビでさんざん、理論を説明してくれていたから、概要は分かっていたけど、どうして6つのクォークの存在を予想したかの部分は、難しいです。
こういう内容ものは、どんなに編集者が頑張っても、やさしく書くのは難しいんですね。
まあ、素粒子物理の歴史を知ることは出来るし、ノーベル賞受賞記念ということで、所有するだけでも、価値はあると思いますよ。
数学的素養がないと理解できないとされる反物質
(2008-10-08)
素粒子論において、反物質の存在と、6つのクウォークに関する理論は、数学的素養がないと理解できないとされていた。
本書は、数学的な理解を助ける意味と、数学的な理解ができなくても反物質の考え方を理解できるようにする2つの方向性を持っている。
現実は、数学的な美しさを保てないように見える反面、現実を数学的に美しく描写できる側面もある。
その究極の理論が、反物質かもしれない。

