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アイテム詳細

上橋 菜穂子
二木 真希子

偕成社

グループ:Book

ランキング:42293

価格:¥ 1,575

ポイント:15 pt

発売日:1996-07

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神の守り人<帰還編> (偕成社ワンダーランド)

レビュー(Amazon.co.jp)

   30歳の女用心棒バルサを主人公に、人の世界と精霊の世界を描いたハイファンタジー。野間児童文芸賞新人賞・産経児童出版文化賞・ニッポン放送賞・路傍の石文学賞を受賞した作品で、『闇の守り人』『夢の守り人』『神の守り人(来訪編)』『神の守り人(帰還編)』と続く「守り人」シリーズの第1弾。

   100年に一度卵を産む精霊〈水の守り手ニュンガ・ロ・イム〉に卵を産みつけられ、〈精霊の守り人〉としての運命を背負わされた新ヨゴ皇国の第二王子チャグム。母妃からチャグムを託された女用心棒バルサは、チャグムに憑いたモノを疎ましく思う父王と、チャグムの身体の中にある卵を食らおうと狙う幻獣ラルンガ、ふたつの死の手から彼を守って逃げることになるのだが・・・

   水の守り手とは何なのか? 夏至祭りに隠された秘密とは? 多くの謎を秘めて、物語は人間の住む世界「サグ」と精霊の住む「ナユグ」の問題へと発展していく。精霊世界の存在や先住民族ヤクーの民間伝承など、古代アジアを思わせる世界の記述の細かさ、確かさは、文化人類学者である作者ならでは。

   バルサを筆頭に、みずからの運命を呪いながらも逞しく成長していくチャグム、おてんばバアサンの呪術師トロガイ、バルサの幼馴染みのタンダなど、登場人物のキャラクター設定には魅力があふれている。オトナの純愛物語、少年の成長物語としても深い味わいを残す本書は、子どもたちだけのものにしておくには惜しい1冊。(小山由絵)

カスタマーレビュー

とても上質の物語です  (2008-09-14)
面白い本であれば何でも読んでいる50男ですが、今年までこの本を知らずにいました。文庫本化されたので、たまたま読んでみたのですが、はまってしまい、シリーズで文庫本になっていないものまで図書館で探して読んでしまいました。
月の影 影の海〈上〉十二国記 (講談社文庫)も面白かったですが、人とのかかわり、文化がより緻密に構成されていて、より重層的に感じました。私は完全に感情移入して読むクチなので、細かな設定がより書き込んである方が、物語に没頭できるので、このシリーズの方が好きです。私の中ではゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版)(アニメではない)やオオカミ族の少年 (クロニクル 千古の闇)シリーズのあたりの上位に位置付けられ、子供にも強く薦めたいと思うシリーズです。

お仕事や生活に疲れた時に楽しく現実逃避するのにおすすめです  (2008-05-14)
大変楽しく読めました。
これはどうみても大人の女性向けの上質な娯楽小説ですね。
女用心棒で痛快なほど強くって
しかも「おばさん」!(30歳でおばさんにしないでくれ)
大人の女性が自己投影して楽しむのが一番自然でしょう。

日本を題材にしたファンタジー???  (2008-04-11)
ファンの方には申し訳ないですが、正直な感想を書かせていただきます。

なんというか、
日本ぽい(決して日本ではないと思うが・・)名詞・小道具を使って
チャンバラアクションみたいな作品を作ってみました、みたいな作品ですね。
最近のハリウッド映画みたいというか。よくも悪くも軽い。
まあ、娯楽として楽しめばいいじゃん、というのならオーケーなんでしょうけども。

私としては、日本が題材ならもっと憂いのある、薫り高い作品を期待しちゃうので、
ちょっとがっかりなのです。こういうお話なら、日本である必要がないと思いませんか?
地名とか、名前とかを全部西洋風に変えたら、指輪物語等のコピーに見えて来そうです。

付け加えると、世界観に土着的なリアリティが足りないと思うんですよ。
私はすごい田舎に住んでいますが、そういう人間が読むと、この作品の世界は「都会の人が
想像した自然」だと感じるんです。うまく説明できないですけども。
たとえば、「蟲師」に見られるような地に足ついた自然が描かれていない気がします。
とってつけたような世界だと思うのです。

・・と書いていて思ったのですが、
これは、「女性向けヒーローもの作品」みたいな感じですよね。活躍する女主人公に自分を
投影して楽しむという。
そういう意味では女性向けの作品なんでしょう。娯楽として楽しむにはいいのでしょう。

でも、もっと面白い作品は沢山あると思いますけども?
私は、少々過大評価されすぎだと思うのです。

日本の女流作家の本格ファンタジー!  (2008-03-04)
日本人の女流作家が書いたファンタジー!
作品のファンタジーとしてのレベルの高さに、驚きました。世界観がしっかりしていて、個性あふれるキラクターたちが生き生きと動いていて、とてもよかったです。
こんな素晴らしい作品があったのに、日本のファンタジーを見て見ぬふりをしてきてしまいました。(すごくもったいないことをしていました)
女主人公バルサ(用心棒)と、命を狙われている新ヨゴ国第二皇子チャグムとの人間としての向きあい方が、面白かったです。
今後のバルサの活躍に期待したいです。

大人が読んでも楽しめます。  (2008-02-23)
孤児だった女用心棒バルサは30歳の女主人公。
新ヨゴ皇国の第二王子チャグムの母親に頼まれ、チャグムと2人でと逃げることになる。
人の世界サグと精霊の世界ナユグの間を行き来するチャグムを持てあますこともある。
呪術師トロガイと幼馴染みのタンダの協力でなんとか切り抜けていく。

ps.
第二回本屋のオヤジのおせっかい、中学生はこれを読め!対象作品。
魔女の宅急便とともに、現代の日本のファンタジーの代表作。

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