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Max Weber
清水 幾太郎

岩波書店

グループ:Book

ランキング:103310

価格:¥ 420

発売日:1972-01

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カスタマーレビュー

ひとまず読んでおきたい書  (2007-11-23)
たまたま見つけた古本屋で1976年度版(第7刷、当時100円)を手に入れました。

社会学とは「社会的行為を解釈によって理解するという方法で社会的行為の過程および結果を因果的に説明しようとする科学」と、はじめにとりあえず述べられているが、「根本概念」というタイトルが示すとおり、「意味」「理解する」「動機」「秩序」とは何かといった、社会学に著者が必要とする言葉の意味を定義することから始まる。そしてひとつの言葉を取り上げるにしても、そこからどれだけ人間の意思や行動は客観的に分類できるのかという話が、事細かに進んでいく。はっきりいってページ数の割りに読み進めるに根気を強いられる書であるが、説明の後の各々の具体例がわかりやすいのが救いといったところ。有名な国家の概念の説明も後半にでてくる。

際限のない枠を持つ社会学の基礎を学べる書はほかにたくさん出版されているが、著者が著者なだけにやはりまずはとっかかりとして内容を押さえておきたい。社会学に興味はなくとも、「目的合理的行為」や「価値合理的行為」といった言葉とその意味は、自分や他者の行動を見直すうえできっと参考になるはずです。

社会学用語の定義  (2007-10-23)
マックス・ウェーバーの著作である『経済と社会』の巻頭に収められている
論文。社会学にて用いられる概念を、あらためて適切なかたちでウェーバー
が定義し直している。

社会学を「社会的行為を解釈によって理解するという方法で社会的行為の
過程および結果を因果的に説明しようとする科学」(p.8)と定義するところ
から始まり、「社会的行為」「社会的関係」「正当なる秩序」「権力と支配」など
について考察している。

良書であるが、読むべきその優先順位はそれほど高くない。まず、『プロテスタ
ンティズムの倫理と資本主義の精神』に比べると、社会的かつ学問的に重要
な概念を提起しているわけではない。また『職業としての学問』や『職業として
の政治』のように、一般の教養として読まれる程の通俗性を備えているわけ
でもない。

社会科学を学んでいる人は、ウェーバーの言説を理解するためにも、一度は触
れておきたい。だが、ここで彼が提唱した概念が社会学における通説となって
いるわけでもないので、やはり『プロ倫』などに比べると重要度は低いだろう。

小冊子だが広汎な内容  (2007-04-18)
本書は、100ページに満たない小冊子だが、内容が凄い。文字通り「根本(基礎)概念」の展開であり、この概念を考察せずに、社会理論は不可能と思えるものばかりだ。一行一句のレヴェルで、いちいち考えながら読んでいかねばならず、密度の濃いこと話のほかだ。だが、一方で、新カント派的な緻密さはともかく、どこか視野狭窄的な無理なスタンスにこれで良いのだろうか、と言う疑問が浮かんでくる。とはいえ、厳密に検討する本書のスタイルは不可避であることには違いは無い。気になるのは「目的合理的行為」で、いろいろ想念が浮かぶ。電車に遅れずに最短の道のりで急ぐことは或る意味で目的に対して合理的だが、走ることは合理的か。走るぐらいなら少し早く起床して家を出ることが合理的かもしれない。しかし、走らないことには間に合わない状況なら走るという選択肢は合理性の度合いが高くなる、逆に走っても走らなくても余り関係がないなら、走ることは「感情的」行為になる、等々。結局、目的合理的かどうかを決定するのは、「状況」についての情報量と相関的な関係にあることが分かる。「合理性」については、ハーバーマスの「コミュのケイション的行為の理論」の第1章が参照されるべきだ。歴史上の「意味」とその「理解」について話を進めると、フーコーの方法論と大いに対立する論点がある。歴史の問題に本書を援用すると、「証拠」の問題が抜けていることが分かるが、コリングウッドの歴史哲学との対比が参考になる。

難解だが  (2004-04-12)
難解だが実に奥の深い内容である。社会学とはいわず、社会科学を志す人は必ず読んで欲しい。

走り書きで あるそうだが、必読の文献 目的合理的行為、価値合  (2001-06-14)
薄い本だが 内容が濃い。とりあえず 分かった気になるが、さらに 考えながらよむと 読めば読むほど 分からなくなる 考えさせる 内容が含まれていて 面白い。ウェーバーの専門家も よく分かっていない らしい 目的合理的行為、価値合理的行為 などの 社会的行為が分類、説明されている。39から42ページだけでも ぜひ 。

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