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Max Weber
尾高 邦雄

岩波書店

グループ:Book

ランキング:23124

価格:¥ 420

発売日:1980-01

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カスタマーレビュー

学者の心得  (2008-01-15)
本書にはヴェーバー流の学者の心得が提示されており、職業として学問に携わるとは如何なることか、ということが示されます。
学者ないし研究者とは、学問に対する情熱が不可欠であり、そのうえで生じる霊的な「ひらめき」こそが重要だと主張します。
また、大学における教授職とは、いわゆる人気があるか否か、すなわち満席に出来るか否か、で判断されるということが言われていますが、何というか水商売にも少し近いのかなと思いました。
文中にトルストイやプラトンの思想が引用されていますが、それらを見て知的興奮を感じない人は学問なんてやる必要はないのではないでしょうか。

痘痕(あばた)もエクボ  (2008-01-03)
Max Weber は、20世紀最高の人文学系の学者だ。彼の書いたものに悉くハズレがない。ただし、この書は例外。Weber がものした他の著作のレベルが高すぎるため、どうしても見劣りがする。凡百の学者なら良書なのだろうが。

私から見て面白かったのは二点だけ。
1)p.58 アメリカのdemocracyとは、meritocracyの別名に過ぎない、と喝破しているところ。
2)p.62 学問にできることは、「If〜, then〜」構造を、可能な限り明確にすることだけだ、と断定しているところ。

読んでも読まなくてもよい。Weber の真骨頂は別にある。以上。

〔追記〕下記のトピック「趣味としての学問」もご参照戴きたい。

学問に飽いた学者に喝の一撃  (2007-10-05)
  もし、あなたが博士課程に進もうか決断を迷っているなら、いち早く本書を読むといいでしょう。
  本書の内容は、「給料ももらわず、毎日研究に没頭し、この先も給料をもらわない。逆に大学にお金を払わなければならならい(かもしれない)期間がしばらく続くことを覚悟し、しかもその間、社会貢献などとは無関係な期間がづっと続くだろう。」ということが本書の気分のまずまずの前提です。
 しかし、だいだいの人がそうですが、とくに哲学や教育学、経済学、社会学のかたは学問を究めていくうちに、『実践』の世界に身を投げ出さなければ意味がないのではないか等と考えます。
  そして知識を集めて研究する人には実社会の『経験』が必要ではないのか、知識だけでは世の中からはずれ、空虚な学問でしかないのではないか等と考え、急に社会に出たくなったりします。
 しかしウェーバー先生は言うのです。「研究者の卵の諸氏よ『喝』だ。何を甘いこと言っているんだ!!『職業として学問』を身につけようと言うのだ!! プロフェッショナルの覚悟とはそんなに甘いものではない!! 君は学問のプロになるのか、ならないのか。もし社会貢献でもしたいというのなら、牧師か幼稚園の先生でもなれ。」と・・・です。
 こうして訴えかけるように、何度も同じような内容が繰り返され、しまいに説得されそうになります。
 私は、もう普通の職業についていますが、修士課程に残っている間に、もしこの本を読んでいたら、さらに博士課程の大学院に進んでいたかもしれません。しかし、それが良かったどうかは別問題ではあります。おおきなお世話ですが、社会状況と実力をよく考え、自分の財力や大学院の現状や将来性も考えての決断をお勧めします。特に財力は大切です。

  

ザッヘに仕える  (2007-08-01)
本書には、学問について、指導者について、政策について、、、
などなどいろいろなことが書かれている。
そんな中で一番印象に残ったのはやはり、
「日々の仕事(ザッヘ)」について語られる場面である。

マックスウェーバーは、ザッヘに仕えろという。
ザッヘ(仕事)に仕える人々。
つまり、ある写本のある箇所の正しい解釈を得ることに夢中になれるような人々。
なるほど、ザッヘに仕えることができない人はたいしたことができない。

ザッヘに仕え、夢中になっている人に出会ったことがある人ならばこのことが
理解できる気がする。
そういう人々は美しい。


本書は量も少なく、岩波文庫にしては読みやすい。
本書によって感化されてみるのも良いでしょう。

「プロ倫」は読めなくても  (2007-07-18)
「プロ倫」は大著で読むのに気力も要りそうですが、これは100ページもないので楽に読める。
読むのは楽だが、中身は詰まっている本。

大別して、この本の中身は以下の3つ。

・経済的な事情。給料などの事情による学問の場のあり方の比較やその検討。
・とるべき心構え。ことに専門化が進む中での学問のあり方。
・学問の本分。学問の限界や政治との区別。そして「ザッヘへ帰れ」となる。

専門家になるならば、一読するべき本だろう

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