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岩波書店
グループ:Book
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価格:¥ 1,575
ポイント:15 pt
発売日:2005-07-09
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カスタマーレビュー ![]()
大冒険?
(2007-10-20)
ナルニア大三作。
ペペンシー四兄弟の従兄弟、ユースチスが華麗な変身を遂げる作品です。
彼がアスランと出会い、変化を遂げるシーンは
キリスト教の「バプテスマ」を思い起こさせます。
こういうふうに、よい方向へ変わることができたら、と
ユースチスを羨ましく想いながら読んでました。
後半はやや哲学的。「大冒険」という言葉は似合いません。
けれども、壮大で美しい海のお話に「冒険」以外の言葉も思いつかないのです。
世界の果てへ!
(2006-07-31)
ナルニアの危機をペペンシー四兄弟が救う、という今までのお話とは少し違います。
今回ナルニアへ行くのは、エドマンドとルーシィ兄妹といとこのユースチス。3人はカスピアン王と一緒に旅(航海)をします。
手に汗握る戦いなどは出てきこないけれど、竜の島やのうなしあんよの島などどの島も個性的で、そこでの冒険はわくわくするものばかりです☆。
果てしなく広がるナルニア国を堪能できる作品だと思います。
映像で見たら素敵だろうなぁ・・・と思うので、映画化が楽しみです☆
寓話的な航海
(2006-01-27)
ナルニア年代記の第三巻。前巻『カスピアン王子の角笛』で小人族や精霊、ものいう獣、巨人族などの協力を得てテルマール人王朝を倒し、新しい王朝を開いたカスピアン王は、僭王ミラースによってナルニアを追放された7人の貴族を捜し出す為、東方の海へと旅だった。しかし海を怖れたテルマール人王朝の時代、ナルニアの海軍は衰退してしまっており、やむなくカスピアン王は「朝びらき丸(Dawn Treader、暁を歩む者の意)」という小型のカラベル・レドンダ船一隻で出航する。付き従うのはものいうネズミ族の惣領リーピチープ卿。
本巻において、これまでナルニア国内を舞台として展開されてきた「ナルニア年代記」が、ついにナルニアを離れることになる。そのせいか、これまでとは大幅に趣が異なり、極めて観念的で、それ故に寓意的な土地が次々と姿を現す。本巻は、「神曲」や「天路歴程」の系譜に連なる作品なのである。また本巻で、ついにアスラン自身の口から、自分はキリストの別体であると言ったも同然の台詞が語られており、「ナルニア年代記」はここにきてキリスト教文学としての側面を露わにする。
ファンタジーとしての構造は前2作より複雑化しており、後半は明らかに「これまでとは違うノリ」になるので、その辺りは覚悟してお読みいただきたい。ただ、シリーズ中でも物語の完成度は高い方である。
あと、ナルニア王たるカスピアンが臣下である離れ島諸島総督に「閣下」と呼びかけているのは明らかな誤訳と思う。

