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岩波書店
グループ:Book
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価格:¥ 1,365
ポイント:13 pt
発売日:2007-09
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論文の見本
(2008-05-06)
本書は、近年よく議論の俎上にのぼる「歴史の物語り論」を斯界の第一人者が解説したもの。記述はどこまでも平明で、読者は読み進める内に問題の核心に触れることになる。また、各所で適切な文献の紹介がなされており、今後、各自の考えを深めていくのに役に立つ。
本書によって読者は、具体的な事象を扱った歴史書が、いかなる事柄をその前提としているのか、手軽に知ることが出来る。小さいながらも掛け値なしの名著である。
文献表があれば……
(2008-01-18)
分析哲学および現象学を自身の思考のバックグラウンドとしつつ、「物語りとしての歴史」という新たな視点からの歴史哲学(歴史の認識論)を構想する野家氏による一書。といっても、この双書シリーズは何年かまえにおなじく岩波書店から出版された『新・哲学講義』所収の「七日間の連続講義」をもとに加筆修正したもので(この書にかぎっていえば、「盛岡冷麺」をめぐる記述の変更がマニアからすればひとつの重要な変更点となっている)、前著を既読であればあらためて買う必要もないかもしれないが、未読であれば、前著の廉価版としてこれを買い求めるのもよいかもしれない。
「七日間の集中講義」という想定のもとに書かれているので、口語調のやさしい文体ではあるが、しっかりとした議論が展開されており、これから野家歴史哲学の門を叩こうとする初学者にはうってつけであろう。ただ、講義の最中にふれられる文献が巻末にまとめて掲載されていないのが玉に瑕。

