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岩波書店
グループ:Book
ランキング:48251
価格:¥ 1,470
発売日:2006-05-11
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カスタマーレビュー ![]()
アースシーのより深い理解へ
(2008-05-03)
ストーリーの上では,「トンボ」を『アースシーの風』の前に読んでおくのは良いと思うが,あくまで『外伝』はハイタカの生涯をアースシーの世界のなかでいかに適切に位置づけるか,という点にその意義があるように思う.巻末に「アースシー解説」が載っているが,『ゲド戦記』という一つの作品の背景にここまでの思慮を経ていたのかと思うと,いま一度襟を正して,『ゲド戦記』を再読したくもなる.
ハイタカの生涯と対比して,「カワウソ」や「ダークローズとダイヤモンド」の作品は印象的だった.ワインの味がグラスで変わるように,最後に『外伝』を読むことで『ゲド戦記』の読後感が変わるのではないだろうか.
外伝とはいいながら重要な作品たちです
(2007-12-12)
ゲド戦記のファンです
特に最初の三作がすばらしかった
四作目と五作目は「なんじゃ これは」という感じです
外伝では「とんぼ」が重要です
本編とつながりがあるからです
原題のdragonflyを直訳すると「とんぼ」ですが
dragon flyと分解すると「竜の飛翔」ということになります
なかなか意味のあるタイトルです
外伝という名の5巻目
(2007-08-05)
こちらが先にあって、第5巻があることをきちんと解説しないと、読み手は混乱する。こちらが先にあり、これを受けてのthe other windなのだ。
それにしても作者の想像力はどうだろう。歴史を紡ぐ糸はいよいよ長くなり、アースシーはその多様性を表していると思う。ここから第5巻は始まるのだ。
うーん・・
(2007-07-16)
こういう意見の人は決して少なくないはずだが、
あまりにもフェミニズム的な作為の見え透いた4巻が
物語としてもさほど面白いものとは思えなかったので、
ずっとその先を読む気になれずにいた。
本書にもあまり期待はしていなかったのだが、
案の定と言うべきか、冒頭の扉絵に、
古文書というにはお粗末な出来の絵を載せておいて、
「アーク島で発見された8世紀の地図」と
但し書きをつけるあたりのセンスは、
まるで『ゲド戦記』の熱狂的なファンが、
作者になりすまして書いたかのようだったし、
5つの短篇の出来にもバラつきがあると思う。
「湿原で」に登場する大賢人ゲドの姿は魅力的だが、
「カワウソ」の魔術師ゲラックが語る錬金術的思想は、
これまでに語られたアースシーの基本的な世界観とは
どこか整合性に欠けるように思われたし、
「トンボ」のアイリアンが竜だったというオチも、
4巻の結末並みに唐突で、強引過ぎる解決だと感じた。
何よりも不満なのは、4巻に引き続いて、
作者が全てをフェミニズム的な視点から語り直そうとして、
「高尚な魔法よりも、素朴な男女の肉体愛のほうが素晴らしい」
とも取れるような主張を、しつこく押し付けてくるように
思えてならないということだ。
それでも話が面白ければ、とりあえず文句はないのだが、
残念ながら、自らの主張を通したいばかりに、
3巻までの世界観を強引に歪めているような不自然さを
どうしても感じずにはいられなかったし、
ロークの学院創立の歴史に一対の男女の愛を置き、
その後、女人禁制の動きが生じたとするあたりになると
正直なところ、ファンタジーの形を借りたマニフェストを
無理やり読まされているかのような、興醒めな感じがあった。
アースシーをよりよく知るために
(2007-01-02)
5つの短編に加えて、アースシー解説を含めた本。
アースシーの世界をより深く知ることができ、また人々や魔法、言語、文化といった物語を形成する深い部分を知ることができる本である。ロークの形成過程や大賢人時代のゲドの一エピソードを知れる本である。
アースシーをよりよく知りたい方は是非。

