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岩波書店
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翻訳がイマイチ
(2007-07-26)
翻訳が下手ですね。ちょっと読み辛いです。学術書として読むのであれば、解ったような解らないような感じても良いのかもしれませんが…。名著と言われているだけに、残念です。もうちょっと読みやすい翻訳をお願いしますよ。版を重ねているようですから、増刷の際にでも対応して下さい。
意識の一般理論
(2007-06-29)
言語は意識の表象として中心的なものだ。神経学のダマシオによると、意識を科学的に論じる雰囲気が出てきたのは最近のことらしい。進歩も後退もないと言われて久しい「一般意味論」とともに、フランス人文地理学を導入した飯塚浩二の「比較文化論」も人間の意識に注目していた。生物進化的に位置づけるためにも、本書を意識の一般理論として再検討したい。
言語と人間との関係を研究対象とした科学「一般意味論」を平易に説いた不朽の入門書。
(2006-05-09)
著者のS・I・ハヤカワは「一般意味論」の運動の指導的人物のひとりとして、大学や一般ゼミナールの場で常に活躍され、この書を読んで分かることは、言語の理論を「頭で知っている」だけでなく、実にその理論を「身につけている」ということである。わが国おいて「一般意味論」を平易に説いた不朽の名作といえるのではないだろうか。
情報及びコミュニケーションに携わる人の必読書
(2005-11-26)
記号と物との違いは何か? 抽象化とは具体的に何を意味するのか? 解ったようで実は漠然とした概念が明快に説明されていきます。パソコンやネットワークの充実により情報が氾濫する今こそ、正確に情報を受け取り、的確に判断し、正確に情報を発信することが重要な意味を持っています。著者のハヤカワ氏は日系アメリカ人としてアドルフ・ヒットラーの実例に見る宣伝の危機に対応するために本書の基となる前著(行動における言語)を1941年に書かれています。本書はその発展として書かれたものですから既に60年以上の歳月が経っていることになりますが、未だその輝きを失っていません。
意味と論理とはどういうものかを説く歴史的名著
(2005-10-02)
「意味」とはどういうものなのかを本書ほど詳細に、そして丁寧に解説をしている本はそれほど多くないでしょう。
本書を読む事で現代マスコミが多用している、「大衆をさりげなくコントロールすること」の悪影響から自己を守ることができるはずですし、反対の立場に立つディベーターとの論争(あらゆる場面で展開される、自己とは異なる主張を持つ人たちと対峙する場面)において、少なくとも彼らがどういうロジックを展開しようとしているのかを明確に理解する事ができるはずです。
「その人の話がなかなか理解できない」と言う状況の多くは、「彼の語る内容の抽象化レベルが、”低すぎるか”反対に、”高すぎるか”による事を知り大いに頷きました。
抽象化のレベルが高すぎると、
「赤という語はどんな意味だ?」
「それは色だよ」
「色って何だ?」
「それは物の一つの性質さ」
「性質って何だ?」
という展開になり、質問を発している方から見たら、答えは五里霧中です。抽象化のレベルを下げると
「赤という語はどんな意味だ?」
「交差点で自動車が止まっている時に前方の信号灯を見たまえ。消防署に行って消防自動車がどんな具合に塗ってあるか見ても良い」
という展開になります。
簡単に言えば「具体的に言う」(本書では”外在的”と言っていますが)と言うことですが、これが常に低すぎても、常に高すぎてもコミュニケーションが成り立たない、ということが本書では細かく説明されています。
このほかにも、
「商売は商売だ」
という文の、前者の”商売”と後者の”商売”では意味が全く異なる事など、読めば読むほど目からウロコです。
これほど味のある内容の本に出会う事はそうそう無いはずです。是非読んでみて下さい。

