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「日本語の表現の多様性」を考えたはよいが、それをいちいち検索用のキーワードとして打ち直すのでは効率が悪い。それらをサーチエンジンのキーワード入力欄に一度に表現するのが「Boolean(ブーリアン)」、「Bool演算(プール演算)」といわれる演算子を用いた検索方法である。「演算子」という難しい言葉に恐れをなしてはいけない。足し算(+)だって演算子なのだ。実際、プール演算は足し算とかけ算の関係に非常に似ているので、小学校卒業程度の算数の知識があれば理解することは容易である。
サーチエンジンサイトによってBooleanの演算子記号は微妙に異なる。それらは前述の各サーチエンジンの紹介で確認してほしい。ここでは一般的な説明用として「and、or、not」および括弧「( )」をBoolean演算子として採用することとする。各サーチエンジンで使用する際には、それらがサポートする演算子に置き換えて検索を行ってほしい。
サーチエンジンにおけるBooleanは、andをかけ算(×)、orを足し算(+)と考えてほしい。では、上の問題をサーチエンジンに置き換えると次のようになる。
つまり、高校や中学というキーワードに対して、さらに理科というキーワードで絞り込みたい場合には、Q2のような括弧の利用が必須となるのである。
Booleanをその演算子の性格だけで説明してもわかりにくいだろう。また、Booleanはいきなりいろいろな演算子を組み合わせた検索式を入力しても思うような結果が出るとは限らない。
ここでは、具体例を用いて段階的にBooleanの演算子を設定する方法を解説しよう。
いきなりBooleanの式を設定しないで、まずは検索語を「痛風」だけにしてざっと様子を見てみる。
ここで結果リストをざっと見たり、2~3のページを見に行って痛風についての情報を入手すべきである。案の定、あるページでは痛風のことを専門用語で「高尿酸血症」と表現しているものがあった。これを検索語に加えてページを増やすことにしよう。
これで検索結果の件数をさらに増やすことができた。ここから食事関係の単語で絞り込みをすればよい。まずは「食事」という検索語をANDで結ぶことにする。
ここで大切なのは「痛風 OR 高尿酸血症」を括弧でくくること。括弧でくくらずに「痛風 OR 高尿酸血症 AND 食事」とするとORよりANDの方が演算の優先順位が高いので「高尿酸血症 AND 食事」を優先してしまう。
次は目的のページを想像して、他にどんな言葉があるべきか考えてみよう。予想されるフレーズは「食事による体質の改善」、「食事療法」、「食事に関する注意」などではないだろうか。これらの単語をORで結んでAND検索で絞り込みをしてみよう。
さらに「食事」という言葉にも他に表現がないか考えて。
ここでまた検索結果リストを注意深く見てみる。かなり良いリストになっているが、気になるのは「糖尿病」の情報がメインと考えられるページが所々に見られることである。そこで、結果件数もまだ多いので「糖尿病」という言葉でざっくりとリストを掃除してみることにする。「糖尿病」を省くのだから、NOTを使うことになる。
このリストアップされたページを順に見ていけば、痛風患者の食事についてかなりの情報が集まることだろう。
ちなみに、いくつかのページを見てみるとどうも「プリン体」という成分を含む食品は控えた方がよいことがわかる。つまり、「プリン体」という特殊な単語を検索語とした方が良いかもしれない。
このリストの方が専門用語を直接的に検索しているのでより完璧な状態と言えるだろう。
では、Boolean検索の手順をおさらいしてみよう。
この手順を踏めば、目的の情報が濃いページばかり集まった良い検索結果リストを作ることができるだろう。